五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

銀座の柳

2016年05月25日 | 第2章 五感と体感
銀座の柳2016年5月25日

数寄屋橋の新築デパートの屋上は、今のところ、ちょっとした穴場です。
屋上からは日比谷公園や数寄屋橋交差点を見渡す事が出来、今までとは違った視覚で銀座を眺める事ができます。

私が幼かった頃の数寄屋橋交差点といえば、なんといっても不二家です。
小学校一年生の夏休みに伯母に連れられて銀座で「アルプスの少女ハイジ」(映画)を観て、高級フランス料理店で初めてフォークとナイフの料理を頂き、蝶ネクタイの黒服の人がずっと後ろに立っているので、ひたすら緊張した感覚ばかりが記憶に残っていますが、不二家に寄り、大きなパフェを頂いた時の至福感は未だに美味しい思い出として記憶に深く刻まれています。ディズニー映画「百一匹わんちゃん」に登場する意地悪なクルエラのような雰囲気の伯母ではありましたが、美味しいレストランで食事をすることとクルエラの様な冷たい美女的伯母の存在は、幼い頃の私の食の記憶に強く結び付いています。

私が知る銀座は1960年代後半以降なので、古くから知っているわけではありません。でも、銀座は戦前から大森に住んでいた父方祖父母の代から馴染みのある場所であったので、うっすらではありますが記憶を辿る父の会話から、時々面白い話が浮かんできます。

先日の夜、穴場の屋上カフェで友人の銀座の記憶を聞きつつ、私も色々と懐かしい記憶が蘇ってきました。
数寄屋橋交差点の新築デパート側の歩道には、柳が植えられました。
なるほど、銀座の柳、なのですね。
そういえば、母方の祖母が裁縫が上手だったので、新橋の芸者さんの着物を縫っていたことも思い出し、流行りの人形の(リカちゃんは妹に与えられ、私は金髪のサリーちゃん?)着物やお布団を作ってくれて、大事にしていたことも懐かしく。。。
リカちゃんハウスに憧れて、せがんでも買ってくれないので、引き出物の食器の観音扉の箱を舞台のように作り、壁紙や窓、カーテンに箪笥や調度品まで描いて制作したのが小学校2年生位の時だったでしょうか。。。
描いたり作ったりが好きというよりもあたりまえの生活であった事は、やっぱり画家の両祖父の影響であるとしみじみ思います。

デパートの屋上でこんなに懐かしい思い出が蘇ってくるのは、銀座ならではでありましょう。

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