五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

狸の親子

2016年05月11日 | 第2章 五感と体感
狸の親子2016年5月11日

昨日は、鎌倉・腰越の勉強会でした。江ノ島を見渡す眺めの良い会場は、お庭も立派です。緑豊かな庭は、花は自然に咲くものだけで、敢えて植えるような事はしていません。ですので、年中安定した庭の風情を愉しむ事が出来ます。この季節はカキツバタの花が咲き、松の新芽が青々とし、灌木の新芽の香りがムンムンと漂ってきます。
ここは、2005年からお世話になっており、今年で11年。
草木の世話を淡々とされながら、同じ形を保っていらっしゃることは、見せない努力の賜物でありましょう、と、いつも感心されられます。

そのようなお庭に、最近狸の親子がやってくるようになりました。
11年このお家に通い、初めて狸とご対面。昔は、狸もイノシシも鎌倉の山々に当たり前のように棲みついていたはずでしょうが、山が崩され、住宅地が開発され、鎌倉の山が分断されると山に棲む動物は行き場が無くなり、食べ物の確保も難しくなります。山を追われた狸が腰越のお山の静かな邸宅に辿り着き、束の間の安堵感を得た様に見受けられます。
ここから先は、海。山を伝ってやってきた狸は、これ以上南には進めません。
何だか哀れな思いも湧いてきましたが,,,
初夏の長閑な一日。勉強会は狸の親子の姿が表れるたびに中断しつつ、朗らかに和やかに和気を楽しみました。

動物も人間も生き延びるための術は既に身についているはずで、お腹が空けば知恵を働かせて食べ物を確保するに至るのです。「答えは自分の内にある」事を狸の親子を眺めながら考える事も「生き甲斐の心理学ならでは」であると、真面目に思う一日でありました。

会員の皆様
NPOキュールの会報に続き、ユースフルライフ通信19号を送付致します。お楽しみに^^//

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