五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

長岡花火大会と終戦と信越地震

2015年08月05日 | 第2章 五感と体感
長岡花火大会と終戦と信越地震2015年8月5日

いつかは見たい!と長年念じていた長岡の花火を観る機会に恵まれました。
生き甲斐の心理学の師匠の故郷であり、ご親戚にお会いし、お墓参りもし、相も変わらずの珍道中は、今回も深いものがありました。
長岡から先生の故郷を巡り、第二次世界大戦終戦を機会に葉山から長岡に移り住んだご家族の心を深く刻んで参りました。
栃尾の巨大な油揚げを頂き、静御前伝説の墓とその墓を守る寺を訪ね、今まで聞いていた小さな村の様子をよくよく想像する事ができ、戦後のご苦労が直に伝わってくるのでした。
終戦から70年。上杉謙信や江戸時代の三河牧野家の支配、空襲で焼かれた街の復興、そして、記憶に新しい信越地震から10年という節目。
山古志村にも足を延ばし、土砂で埋もれた集落を訪れ、復興した家々を眺めながら新しい路を走り、大部分の山が崩れた様子が、まるで若草山や箱根の十国峠のような風景で、その山を若い草が覆うのを目の当たりにした時、如何に地震が甚大なものであったことを直に体感させていただきました。
10年という月日は、山古志村(現在は長岡市)の様子を変貌させ、稲田の狭間にある鯉の養殖場は、やはりテレビで拝見していた通り、独特な村の文化であり、誇り高いお仕事であることも理解できました。やはり行ってみなくては解らないものです。目で見て、風を感じて、土に触れながら現場を歩くと見えてくるものが開けます。
今回の花火大会は、戦後70年、そして復興10年という節目。
例年よりも多くの三尺玉が打ち上げられ、二日間で百万人の観覧者は、雄大な信濃川の川べりで打ち上げる花火ひとつひとつを見惚れました。

意なる方向とは違う方向に向かってゆくことを避けるためには、タイミングを逃してはならないことを計算され尽くし次々打ち上げられる大花火は教えてくれるのでした。

身体の奥底まで響く花火の音は魂の体感でもあり、散りゆく火花は、人の一生とも例えられるからこそ人の心に入り込んでくるのでしょう。
うつくしさは、誇りと繋がる、と。

猛暑が続きますね、皆様、お身体ご自愛ください。


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