五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

歌舞伎座

2009年06月13日 | 第3章 無意識の世界
来年、東銀座の歌舞伎座が取り壊されます。

久しぶりに歌舞伎を観ました。

お目当ては、金太郎さん、4歳の初舞台。
お父さんの染五郎さん、おじいちゃまの幸四郎さん、三代での連獅子です。

見得を切る手さばきなんぞは、もうすっかり一人前の歌舞伎役者です。
親の後を継ぐ金太郎さんの存在は、次の時代を継いでいく確かな道筋。

思えば、昭和54年の染五郎さんの初舞台の連獅子が私の初歌舞伎体験でした。学生の頃です。
懐かしさと、時の早さを感じつつ、お江戸の時代に旅した気分を存分に味わいました。

話は変わり、幕間に頂くお弁当は、歌舞伎ならではの風景ですが、アメリカ人の観光客のおばちゃん達が、びっくりしたようで、皆が座席で頂くお弁当を写真に撮っちゃったり、まるで、宇宙人に遭ったかのようなサプライズだ!と興奮気味。逆に、それを眺める日本人のお客さんたちが、「あら~、立ってバナナなんて食べちゃってぇ~、クッキーだけじゃ、おなかすくわよねぇ~」などと、ひそひそ・・・

どっちが動物園の檻の中の動物か分からない状態・・・

風習から見える比較文化。異文化交流と外交は、庶民の触れ合いから始まるものなのだ・・・と、しみじみ実感いたしました。

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