五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情の投影

2009年06月06日 | 第2章 五感と体感
只今、表装展の真っ最中です。
世田谷美術館の区民ギャラリーにて、「江戸表具を愛する会」を開催しております。

雨降る天候の中、お越しいただいている皆様に深く感謝いたします。

土、日はしっかりとおります。日曜日は4時終了です。

私と関わる親しい皆様や課外学習でやってくる子供たち、他の展覧会を見るため、ふらりと寄られた方、砧公園お散歩の方、、、駅から遠いところですが、区民ギャラリーはけっこう賑やかです。

表装は、とても地味な作業です。
本紙(作品)との調和を優先しながらも、仕立てる人の個性は充分発揮することは可能です。

表装は、日本人にとって馴染みのあるものなのですが、住まい方の変化によって最近は、目にはしていても触れていない人が多いようです。

表装を展覧会場で目に触れる来場者の皆様のコメントは、私にとっての大きな宝物となっています。
目にする人の成育史から表現される言葉は、私に対してではなく、見る人の心の投影なのです。
その投影するものを聴いているひとときが、なんとも楽しいのです。

五感の言語化は、いつも目に触れているものとは違うものに接することで、ちょっとした刺激が与えられます。それによって、より一層、湧き出す感情が自分の心を投影していくようです。

音楽を聴いたり、絵を見たり、お香を愉しんだり、雨降る公園の緑の匂いを嗅いだり・・・

昨日の美術館のレストランのランチの時間帯、親しい方々が楽しそうに食事をしている風景を眺めながら、幸福感が湧き出してきました。

感情の投影。まずは、身近な楽しみから意識してみると、一日が幸せになるのではないでしょうか?

今日の私はどんな幸せをいただくのか、楽しみです。

一日の楽しみは、人生の楽しみ

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