五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

観えてくるもの

2008年03月12日 | 第2章 五感と体感
12日は二月堂、修二会のクライマックス。
12本の松明が一斉に掲げられます。

日付が変わると、若狭からお水送りされた香水のお水取りの儀式が行われます。

その後、二月堂内にて「だったん」という儀式が行われるのです。

そして、15日の朝方、満行となります。

人は、見えないものを感じ取る感性を持ち備えています。

信じて見えてくるもの。

ただし、人によって違います。
感じ方も違います。

個性の美

二週間の間、どのくらいの人々が、この二月堂を訪れるかは知りませんが、皆、それぞれの想いを秘めて、この場所にやってくるのです。

百聞は一見にしかず。

炎から何かが観えてきます。
松明の炎を眺めながら、湧いてくる思考と感情に耳を澄ますと、あの世とこの世の狭間に揺れる魂の動線が記憶にとどまり、段々と安心感と希望の気持ちが湧きあがってくるのです。

自分の感性を信じて観えてくるものが、私を支えます。
物でもない、幽霊でもない、心の奥深くから湧き上がる「何か」です。

美しい感情の曼陀羅を描く描き手は、私自身。

湧きあがる感情を、否定も肯定もせず、静かに見つめる時間は、生きていく上でとても大切なことだと思います。

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