Mr.コンティのRising JAPAN

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UEFA Champions League 波乱の決戦前

2006-05-18 | EURO Football
あと2時間ほどで今年の欧州サッカーシーンの総決算とも言われる UEFA Champions League の決勝戦、FC Barcelona 対 Arsenal の一戦がサン・ドニのスタット・ド・フランスで始まる。 この大一番は試合開始前から早くも波乱の幕開けだ。 当初この名誉ある試合の線審を努めるはずであったノルウェー人のOle Hermann Borgan 氏がバルセロナのレプリカシャツを着ている姿を地元紙に掲載されたとのことで、帰国を余儀なくされ、代わりに同じノルウェー人の Arlid Sundet 氏が急遽フランスに飛ぶ事となった。 地元スポーツ紙 Drammens Tidende にバルサとアーセナルの両方のユニフォームを着た姿を掲載すると言う企画に協力を要請され、彼は協力したわけだが、後でアーセナルのユニフォームが無いのに新聞社は気がついたらしい。しかも新聞社に“バルサとアーセナルのユニフォームを両方持っているか”との問に“私はバルセロナのユニフォームから持っていない”と答えたという会話も掲載されてしまったらしい。当の本人は“まさかこんな大事になるとは”と言いながらも“私は無神経で愚かだった”とこの行動を反省しているらしい。 今回当初、予定されていた審判団は主審が Terje Hauge 氏そして線審が Steinar Holvik 氏と当の Borgan 氏であった。このノリウェー人の3審判団は2004年のポルトガルでの欧州選手権でも審判努めた。そしてアーセナルサポーターには気になる事を。主審の Hauge 氏は今シーズンの Champions League 、 Stamford Bridge でホームのChelsea がBarcelona に 1-2 と敗れるのだが、 Chealsea のアンシェル=デルホルノを退場にしたのがこの Hauge 主審で線審の1人が Borgan 氏であった。もし準決勝のシェフチェンコのプッシングによるゴール取り消しやベンゲル監督の言う“クリシーがマリア=ロメロを倒したと言う判定で試合終了直前でPK を取られたりすると、それがバルサに優位な判定であると、英国紙は Stamford Bridge での一件をクローズアップするだろう。
巷ではやや有利とされているバルセロナ。ライカールト監督は“私は常に選手達にサッカーは serious: 厳粛な game だ、しかし Game とは同様に enjoy :楽しむ と言う意味も含まれていると。と言っている。” その enjoy の部分がプレッシャーから削減されればされるほど、Arsenalに勝機有りと見ている。両チームともここ12試合負けていない。 Arsenal は Champions Cup, Champions League と決勝戦は初めてだ。今は無くなったが Cup Winner’s Cup の決勝戦でスペイン勢には Valencia ( 1980年 アルゼンチンの英雄ケンペスがいた) Real Zaragoza ( 1995年 この試合はテレビで見た ) に敗れている。だが今シーズンの Champions League では Real Madrid , Villarreal を破っている。 一方のバルセロナは1992年以来のタイトルを狙う。1961 ( Benfica ) ,1986 ( Steaua Bucuresiti ) ,1994 ( AC Milan ) は決勝で敗れている。 カップ戦での決勝戦ではイングランドのクラブチーム相手に3連敗中だ。 1980( Nottingham Forest ) 1983 ( Aston Villa ) はSuper Cup で 1991年には Manchester United にCup Winner’s Cup で敗れている。今シーズンの Champions League, UEFA Cup でイングランド勢はスペインクラブと18回対決しているが、最近では Seville がUEFA Cup の決勝でMiddlesbrough を 4-0 で破っている。 Arsenal のアンリは今季 Champions League で5ゴールを挙げているが、あと1ゴールで通算50ゴールとなる。個人のゴール数では攻撃的なバルサはロナウジーニョが7点、エトーが5点挙げている。そしてバルササポーターが最も気にするのは1981年同じフランスのパルク・デ・プランスで England の Liverpool が Liga de Espanola の Real Madrid を 1-0 で破っている。 まぁバルササポーターの事だから“我々はマドリードの様な愚かな事は起こさない。”と一笑に伏されてしまいそうだが。 ライカールト監督が最も注意する選手をデニス=ベルカンプとしたのは同じオランダ人の能力を恐れてか?まぁパリまでなら飛行機に乗らずに移動できるしなぁ。 一方ベンゲル監督は“ Result comes first, style second “ と結果重視のコメントを残す。なにやら自チームが劣るのを認める様な内容ともとれそうだが、私の予想ではここ10試合無失点試合を続けている、そしてレーマンがゴールを守るアーセナルが Liverpool ( 5回 ) Manchester United , Nottingham Forest ( 共に2回 ) そして Aston Villa に続いてイングランド勢では5チーム目の欧州タイトルホルダーとなるような気がする。 あぁそろそろ眠たくなってきた。 もう年かなぁ? いつの日かこの栄えある試合に日本選手が出てこないかな?でもその時も起きて見てられるかなぁ….?


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