Mr.コンティのRising JAPAN

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準々決勝後のオーストラリアでの報道から

2007-08-03 | Asian Cup
ディフェンディングチャンピオンの日本は昨夜のグラハム・アーノルドのチームが彼らのサポーターが待ち続けていたパフォーマンスを披露した準々決勝のスリリングな(120分間の)試合の後に10人になった勇敢なオーストラリアをPK戦にで破った。これは決勝進出を占う試合で世紀の対決にふさわしいものと証明された。日本は準決勝戦をウズベキスタン対サウジアラビアの勝者と対決する事になり、オーストラリアは再編成を余儀なくされ傷をなめねばならなくなった。
Harry Kewell と Lucas Neill の二人のビッグネームはタカハラナオヒロがPKをふかしてしまい僅かに Socceroosに期待を抱かせる前に最初の2回のPKを外した。しかし昨年ワールドカップのオーストラリア戦の敗戦後気を取り乱した大型センターバックのナカザワユウジは試合を決定づけるショットを決めた。 20か月前のウルグアイとのプレーオフの様にPK戦で英雄になり損ねた Mark Schwarzer は延長戦のナカムラシュンスケのシュートを驚異的な反応で防ぐなどオーストラリアを活気付続けた。
オーストラリアは69分にリードを奪い準決勝へのコースの停泊位置を見た。昨年カイザースラウテルンで日本のハートを砕いた John Aloisi は Harry Kewell からのコーナーキックをゴールマウスの混戦からMark Bresciano がスルーさせたボールに反応し、ファーポストに現れボレーを叩いた時再び日本を恐怖に落とし入れた。
しかし Socceroos の歓喜は長くは続かなかった。2分後に若い Sydney FC の Mark Milligan による守備のエラーがタカハラに同点ゴールを献上した。 Milligan がクリアーを誤り長身の日本人ストライカーがドリブルで Milligan を抜き去り放ったショットはポストをかすめてゴールに吸い込まれた。それまで自信を与えていた21歳の Milligan にとって悲嘆の瞬間であった。オーストラリアは76分クウェート人の Saad Al Fadhli 主審が闘志満々の MF Vince Grella を、中盤で空中戦での競り合いで高原の顔に不当に肘を入れた時に退場処分にした時にそれから越えねばならない山を迎える。両者は正に激突した。しかし攻撃陣はすぐに再編成せねばならぬほど深刻には見えなかった。オーストラリアは頑強な意思を持って守備に徹した。そして組織的に今大会それまで看られなかったスタイルでプレーをした。前大会王者には敗れたが彼らは再び築いたプライドを持ってヴェトナムを離れるだろう。そして4年後の次の大会でタイトルを手にする為に必要とされるものをよりよく理解した。 Socceroos は充分な根拠を示され近大会の彼らのプレーについて批判の洪水を受けた。しかしタイ戦の勝利後、Graham Arnold 監督はチームは良くなっていることを主張、選手達の日本戦のパフォーマンスは他の誰よりもすばらしいものと分かった。開始直後 David Carney はAloisi, Mark Viduka に良く絡み日本の左サイドを(オーストラリア側から見て)を支配し、警戒を引き出した。オーストラリアはより組織的に見え、そして彼らのタッチや動きは高い技術を持ちそれを強固にコントロールする相手には効果的であった。 11分に最初に枠にシュートを飛ばしたのは Viduka だったがエンドーを振り切り放ったショットは難なくカワグチに抑えられた。30分を過ぎると日本はペースを上げ、試合を支配し始める。タカハラが Neil を振り切りペナルティーエリア内でボールを支配するがもう一人フリーでいたナカムラに気が付かなかった。 Grella の退場後、オーストラリアはスローダウンし、選手をボールの後方に集め Kewell をワントップに残しチャンスを伺った。 Arnol監督はTim Cahill をMark Bresciano に替えて、Nicky Carle を試合の終盤に Aloisi に替えて投入した。日本は人数の多い分オーストラリアの後方を狙おうと喘いだが結局はPK戦にもつれ込んだ。

以上は Sydney Morning Herald 紙の一部だ。敗戦を真摯に受け止めている様子だ。また下記の様な記事もあった。

顔を上げろ、若者よ – オーストラリアを誇れ 敗れたが屈し無かった。ある重要な識別。暑くて汗のしたたるハノイで叙事的な事件となったアジアカップ準々決勝で前回王者にPK戦で敗れたあとに対する反対告訴が始まった時にこう言われた。日本に敗れる事、それ自身は、失敗ではない。日本は恐らくアジアではベストチームだ、そして世界でも最も拮抗した試合だった。皆が知っているPK戦は技術を問うものでなくじ引きの様なもの。しかし準々決勝は失敗として残りそれを Graham Arnold 監督よりもよく知る者はいない。前半の戦いは大いに Soceeroos 達に期待でき層であった。そしてそれ以前の試合に比較して大いに改善された。 Mark Brescaino とJason Culina のどちらかが献身的に Grella をかわるがわるサポートする3-5-2 システムが効果的であった。中盤を遮断し Viduka と Aloisi はボールがない時にスペースを埋めオーストラリアはバンコックで出来なかった何かをやり遂げた。この大会初めて Socceroos は一定水準のチームに見えた。開口から Arnold は満足な理由を並べた。

この日本戦が大会で最高のパフォーマンスとされている。1次リーグが期待はずれだったからなぁ…. また各選手達の評価を下記の通りに記している。 Brian Brownstein 氏の書いたオーストラリアの選手達の寸評は下記の通りだった。

オーストラリアはアジアカップを後にした。それは正当なものだ。日本のパスまわしは良く、試合の店テンンポを支配した。ボール捌きも落ち着いており Socceroos 達がボールを持った時ははより慌てていた様だ。日本はあらゆる理由でベストチームではなかったそしてゴール前での実質的なものが欠けていた、しかしオーストラリアより技術の高い選手がいた事は事実だ。 Scocceroos は本当の創造性を披露しなかったそしてゴールシーンを除くとチャンスらしいチャンスを作ったと言う記憶が無い。そうだ。オーストラリアはハートとファイトを見せ延長戦にはいっても日本に得点を許さなかった。そしてそれに値をするものを得た。しかし疑問は沸き起こる、なぜ日本戦で見せた根性をオマーン戦やイラク戦で見せなかったのか?恐らく今大会はそんなに失望する結末にならなかっただろうに。

マーク・シュヴァルツァー (6)延長戦では素晴らしいセーブを披露。しかし再び彼の頼れるベストなパフォーマンスでもなかった。いくつかのボール捌きの失敗をし、我々が彼に期待した様な堂々とした風格に欠けた。



ブレットエマートン (6) Blackburn のスターの能力である前線への攻撃参加は Socceroos の弱点を証明した。特に前半の日本はオーストラリアの後方を顕著に突いていた。大会を満足に後に出来た選手の一人。

ルーカス・ニール (6) おそらく今大会彼にとって日本戦が最高の出来ではなかったか。しかしPKを失敗した事がこの West Ham のディフェンダーが葬られる事に。

マーク・ミリガン (6) クリアーをミスし日本のゴールを許失敗を。しかし延長戦では命がけで日本の攻撃を食い止める。

ミカエル・ビーチャンプ (6) (巻との)空中戦で敗れ日本のゴールを作る原因に。しかしそんなに悪くもなく Socceroos の将来を明るくする。

デヴィット・カーニー (6) 日本は執拗にカーニーの裏を突いたそしてそれが効果的だった。まだ私は彼が左のウィングバックを任せられるとは思わないが何度もタフさを披露しそのパフォーマンスで喜ばせ、PKも素晴らしかった。 

ヴィンツェ・グレッラ (5) 不運な退場はただ大会に親指を立てるだけであった。 Torino の男はただ彼のベストパファオーマンスを披露出来なかった(例えボールを奪われる事が日本戦ではそれまでの試合よりは少なかったが) Serie A に戻れることが嬉しいだろう。

ジェイソン・クリーナ(6) 大会で評価を高められなかった選手の一人。この日は PSV の中盤選手から頑強なプレーが披露されたがそれ以上は無かった。

マルコ・ブレシャーノ (5) 献身的な動き、しかしオーストラリア陣内の奥深く彼には Aloisi, Viduka のサポートは難しかった。70分に交替で出場した Cahill の方がより相手に脅威となった。

ジョン・アロイージ (6) 得点シーンのファーポストへの走り込みはナイスランであった、しかし再びそれ以外は殆ど何もなかった。少し前線で孤立気味、そして時にはボールを拾いに自陣に下がる事もそれがオーストラリア選手の欠点か?81分に交替で下がる。

マーク・ヴィドゥーカ (5)得点を付けるのは難しい。なぜなら本当の実力を放ったが我々が知っているような相手の守備陣を困難に陥れる時間は与えられ無かった様だ。それがサッカーの試合だ。代表のシャツを着るのがこれで最後か?60分にベンチに下がる。

ハリー・キューウェル (6) Grella が退場になってからはワントップをよくこなした。延長戦では卓越した前線での動きを。そしてオーストラリアで唯一のワールドクラスの選手として残った。PKの失敗を問われるであろう。

ティム・ケーヒル (6) Grella の退場により自陣の深い位置でプレーせねばならなかった。それは本来のポジションで無く効果的で無かった。PKは良かった。

ニック・カール (5) 彼にとっては出場出来た事で良い大会であっただろう。しかしインパクトは与えられなかった。PKは良かった。 このアジアカップ準決勝戦はオーストラリアにとってもたんなる準々決勝では無かった様だ。それに退場にされた Grella の怒りはまだおさまらない様だ….. 続く

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