Mr.コンティのRising JAPAN

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時差が取れない Champions League 1st Leg

2007-02-24 | EURO Football
今回は時差がとれない…..

日中の気温が零下5度の Norway の Oslo からドイツに移動して三日目。日本を出て1週間が経ったけど、困ったことに今回は時差ボケがとれない。 連日午後9時頃に眠たくなり、午前3時ごろに目が醒めてしまう。おかげで折角の Champions League がなかなかゆっくりテレビ観戦が出来ない… 俺も歳かな..歳だ。

2月20日、オスロ出発前夜は中村俊輔の所属する Celtic の試合以外は全てテレビ中継があった。肝心のCeltic だけ見れなかった。日本では地上波で生中継があったらしいけど。この 1st Leg の初日で最も注目されたのが Real Madrid vs Bayern München ではなかったか?(私もそうだけど。) 両チームとも今季はらしからぬ不振から脱出出来ていない。ついにバイエルンは監督が交代。かつての名将 ヒッツフェルト氏が指揮を執ることに。でも私から言わせれば何故マガト氏が監督だったのだろう?彼は HSV Hamburg が欧州王者に輝いた 1982-83 当時の中心選手、その後代表入りも果たしワールドカップメキシコ大会にも出場したのだが。 試合前日の Hoeness 会長のインタビューが地元紙に載っていたが、 Budesliga と Champions League との戦いは別、アウェーとはいえ可能性はフィフティ-フィフティ。と強気のコメント。まぁ負けるとは言わないだろうけど。 結果は 3-2 でホームの Real が逃げ切った形だけど、この試合の殊勲者はだれあろう David Beckhan 様ではなかったか?3得点全てにからみ、右足からのFKのみならず絶妙のスルーを何度も通した。相対するバイエルンのGKカーンに2001年、ミュンヘンでドイツ代表を歴史的な 5-0 での勝利を多くの人に思い出させただろうか?リーグ戦を含めてここ数週間の起用に応えている Beckham のパフォーマンスを最も歓迎しているのは Steve McClaren England 代表監督ではなかろうか? England 代表は欧州選手権予選では2勝1分1敗でグループ内3位。その2勝も弱小のアンドラとマケドニアからでしかも10月はホームでマケドニアと引きてしまい、アウェーではクロアチアに完敗。この前のスペインとの親善試合も 0-1 で破れここ3試合無得点だ。同組ではクロアチア、ロシアとの争いと見られているがこのままでは来年の欧州選手権も危うい状態。
リーグ戦に復帰しながらも公式には“ベッカムを見に行く予定は無い”と言いながらもこの日のパフォーマンスを見れば…. そして3月、ミュンヘンでの2nd Leg で同じ様なプレーをすれば3月24日アウェーでのイスラエル戦、続く28日のアンドラ戦での復帰も..と誰もが期待をするところだ。 事実 Real 戦の後マックラーレン監督は “ これは問題だ。しかし、所属クラブで自らにプレッシャーを与え、いいパフォーマンスを引き出すと言う歓迎すべき問題だ。監督就任以来面したことの無い問題で、これからが楽しみ“と発言している。気の早いブックメーカーはベッカムのイスラエル戦での代表復帰に掛け率 11-4 と発表。しかし現在代表の右の中盤にはワールドカップ以降ジェラードがほぼ固定されランパード、ハーグリーブスがセンターに配置されている。そしてまだレギュラーの座は与えていないが Tottenham のハーグリーブスもこのポジションに。ベッカムを切り札にベンチに置くのか?はたまたベッカムのプライドがそれを許すのか?
ただ、ベッカムは前任のエリクソン氏の象徴と思われ、ベッカム外しはエリクソン色の一掃のシンボルとも言われているが、彼のイスラエル戦での起用は単なる予選突破の為か、渡米後もEURO2008メンバーとして起用するための布石だろうか?そうなるとこれまで好調だったShaun Wright-Phillips あるいはJermaine Jenas が外されることになるのか?だがベッカムが Los Angeles Galaxy と契約した際に怒りのカペッロ監督から二度と Real では使わないと言われながらも無くてはならない存在となっていることを見れば再び代表のユニフォームに袖を通す日がすぐそこにあるかもしれない。
“私の13歳の時、いやそれより小さいときからの野心は変わらない。常に代表でプレーをしたい、これから数ヶ月間マドリードに居るときも、ロスに移住してからも。”マックラーレン監督もこのベッカムの defiance ( 挑戦的態度 ) を歓迎している。 “彼の不運なリアクション(アメリカ行きのことか?)はキャリアーを危険にしたが、常にカムバックした彼こそプロフェッショナル。先月はもう起用しないと言われ、今ここでバイエルン相手に man of the match の活躍だ”と賞賛を惜しまない。 3月の 2nd Leg にはハーグリーブスのチェックも兼ねてミュンヘン入りする予定との事。しかし、ベッカムの復活によってハーグリーブスは自分が代表から弾き出されることを案じているらしい。 3月16日、イスラエル戦に向けての England 代表が発表される。
一方の敗れたバイエルン。しかし、地元紙はこの敗戦に悲観的な見出しは無い。 特に後半20分を過ぎてからはほぼ2点リードされていたバイエルンが押し捲る展開。ドイツ代表のシュバインシュタイバー、ポドルスキーのパフォーマンスが今一なのをピサーロ、ファン・ボンメルの左翼コンビがよく活躍した。GKカシージャスのファインプレーが無ければ引分けていたかも? 足の止まったレアルは盛岡商業の斎藤監督を招いて20km 走を2nd Leg に向かって教えを乞うべきだろう。それにしてもピサーロは3月24日、ペルー代表として日本に来るかな?


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