Mr.コンティのRising JAPAN

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KAZU 完全移籍にプロフェッショナリズムを見た

2005-07-20 | 京都サンガ J-League
KAZU こと三浦知良の横浜FCへの完全移籍が発表された。パベル新監督の構想外となりここ5試合ベンチ入りさえも果たせなかった事を見ればこの移籍には納得が出来る。そして彼をあくまでも構想外とベンチ にも入れなかったパベル監督の徹底した決意にもプロ意識が伺える。横浜 FC でのカズの契約年棒は 3500万円とも 6000 万円とも言われているが、そんな事は関係ないと思っているだろう。まだ自分はやれるんだという事を他の誰でもない自分自身に証明する為にその居場所を見つける事が重要であっただろう。現在横浜FCは11位。J1昇格を目指すと コメント しているが。現在2位のアビスパとは勝点で17差が。だが残りがまだ22試合もあるところがJ2の面白いところだ。かつてヴェルディに在籍時代、藤吉ら後輩達に”試合に出れるのであればどんどんよそのチームへ移籍する事も考えろ”とアドヴァイスしたらしい。今まさに彼はそれを地で行っている。38歳、そこまでしがみつきたいのか?という人もいるだろう。だが38歳まで現役のプロスポーツ選手でいられる実力を持つ選手が何人いた?サッカーに限らず。カズブランド?それに何千万も払う価値があるからブランドだ。12年前 ドーハ での ワールド杯予選。何人が今でも現役だろう? KAZU がブラジルから帰国したのはJリーグの始まる3年前だ。同年秋のアジア大会で代表は惨敗し彼は人目もはばからず悔し泣きにくれた。だが帰国後再開された JSL では自分の力でサッカーをメジャーなスポーツにしようとする姿には共鳴せずにはいられなかった。今 JSL を経験した選手は何人いる?そしてJリーグ開幕。後は私がわざわざ述べる必要はないであろう。だがこれだけは言わせてもらう。彼こそ真のプロフェッショナルだ。スポーツ選手の価値判断は色々あるだろう。だが最も大切なのは後人に井戸を掘り、なおかつ長く現役を続けることでは無いか?
欧州でプレーしたりワールドカップに出ることだけが判断価値では無いという事を再確認させられたのは私だけだろうか?
 

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