Mr.コンティのRising JAPAN

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しつこいイチロー叩き

2006-04-22 | プロ野球
ノムヒョン大統領の支持率が落ち込み、韓国政府恒例の日本たたきが始まった。今回はその定番中の定番“竹島問題”。彼らの言い分は最初から竹島は韓国古来の領土独島と言う事から始まっている。海上保安庁は“日本の領土を検地、測量する事は何ら他国の干渉を受けるものではない”との堂々のコメント。韓国政府は6月にドイツで開催されるある国際会議でこの海域の名称を韓国の主張する名称に変更する提案を出すつもりだが、日本側には絶対的な歴史史料が揃っている。この際6月にこの島が何処の領土に属するかを国際裁判等の世界レベルで審判して貰うしか解決策は無いと思われる。 
それに先立ち、韓国紙のスポーツ面は未だイチロー叩きでその紙面作りをしている。先週末に、朝鮮日報(スポーツ朝鮮紙が出所らしい)には我が愛するジャイアンツで活躍する李承の成績を引き合いに出し、先週末まで打率2割に達さないイチローを下記の様に揶揄している。

WBCの韓日看板バッター、イ・スンヨプ(読売ジャイアンツ)と鈴木イチロー(シアトル・マリナーズ)が相反した成績になっている。イ・スンヨプは日本プロ野球の‘巨人’になった一方、イチローは‘屈辱的な’打率でシーズン初盤に面目をつぶしている。 WBC当時、重みのある5本塁打で活躍したイ・スンヨプと、自国ファンの目を引くため終始大げさに振舞い続けたイチローゆえに、いっそう対照的だ。

イチローは13日現在(以下韓国時間)、9試合で打率2割3分1厘、1打点、出塁率3割1分8厘という低調な成績にとどまっている。それさえも13日のクリーブランド・インディアンズ戦で3安打と固め打ちしたおかげで2割台になった。前日までは19打席無安打、打率1割7分6厘だった。14日の試合でシーズン初本塁打を放ち、そろそろペースが上がってきそうな兆しだが、相変わらずがっかりするような成績だ。
年俸1253万ドル(約120億ウォン)をもらう選手らしくない。いや、イチローらしくない成績だ。わずか2年前の2004年に大リーグ1シーズン最多安打新記録(262本)を打ち立てた。去年は2001年の米進出以降、最悪の不振という評価にもかかわらず206安打、打率3割3厘をあげた。デビューの後5シーズン連続200安打以上を記録した大リーグ初の選手だ。

 一方、イ・スンヨプは日本野球界で最高の人気チーム・巨人の4番打者として絶好調だ。13日現在、セリーグ打率3位(4割9厘)、得点1位(15点)、最多安打(18本)、打点1位タイ(12点)、本塁打5位タイ(3本)、出塁率2位(4割9分1厘)、長打率5位(6割8分2厘)など非の打ち所がない成績だ。そのうえまじめで物腰が柔らかいマナーでファン層を広げている。チームメイトともまるで以前からの仲間のように馴染んでいる。

イチローはWBCの時の‘30年発言’をはじめ、韓国戦の際にダッグアウトで態度が中継されるなど、普段の冷静沈着なイメージと程遠いオーバーアクションを数多くした。これをめぐって韓国の野球専門家は「WBCを通じて自国ファンの関心を集めるため意図した行動のようだ」と評している。イチローはオリックス時代に7シーズン連続で打撃王になった。しかし少々閉鎖的な性格のため、ソフトな松井秀喜(現ニューヨーク・ヤンキース)ほどは人気が出なかった。

まずイチローの振る舞いだが、大げさだ思っているのは韓国のマスコミくらいで、試合終了後マウンド上に大極旗を立てたドジャース所属の徐在応の方が大げさではないか?それに大会終了後に日本との再戦を希望する声明を発表した韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁も同じだ。それにイチローは既にマリナーズでは押しも押されぬ中心選手。地元のマリナーズファンで彼を悪くは言う人は少ないはずだ。
それに30年発言を大きく取り上げ、そして未だそれにすがっているのは韓国のマスコミだけ。彼のコメントを歪曲して自国の注目を集めたかったのは韓国側だ。そしてイチローが200本安打を記録した1994年以降の人気度についてもう一度よく調べたほうが良い。1994年当時は松井よりも人気があったのではないか?
確かに李承は素晴らしい。ジャイアンツの開幕ダッシュに大いに貢献してくれている。ファンとしても頼もしい存在だ。 だがイチローはメジャーリーグ選手。比較された李承の方も少し戸惑うのではないかな? この際韓国人メジャーリーガーと比較して頂きたいものだ。 シーズン開幕直後は下記の記事もあったのだが。

日本人打者は、めざましい活躍を見せている。なかでも、今年初めにシアトル・マリナーズに入団した捕手・城島健司の活躍が目立つ。城島は6日現在(以下韓国時間)、3試合で2本のホームランを放ち、打率3割6分4厘、3打点を記録している。初の東洋人キャッチャー・メジャーリーガーという点から、米国野球への適応は容易ではないと予想されたが、少なくとも打撃の面では、懸念を完全に払拭した。
同じくマリナーズの打者イチローは、3割3分3厘、4得点。昨年ようやく3割を超える「予想外の低迷」を経験したが、今シーズンは順調な滑り出しを見せている。
ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜は、さらに大きな破壊力を見せつけている。打率5割、2ホームラン、5打点。昨年末、所属チームと4年間5200万ドルの大型FA契約に成功した後、さらに安定感を増している。 昨シーズンのチャンピオン、シカゴ・ホワイトソックスの内野手・井口資仁は、まだわずか2試合の出場とはいえ、打率がなんと5割7分1厘をマークしている。打点2、3得点。

一方、韓国人メジャーリーガーは、シーズン序盤でまだペースをつかみかねている。先発からブルペン入りしたサンディエゴ・パドレスの朴賛浩(パク・チャンホ)投手は6日現在、登板のチャンスが与えられていない。
ボストン・レッドソックスの崔熙渉(チェ・ヒソプ)は、左太ももを痛めて、故障者リスト(DL)入り。コロラド・ロッキーズの金炳賢(キム・ビョンヒョン)も、15日間の故障者リスト入りし、完全に回復できるのは今月末になるという見通しとなった。 ロサンゼルス・ドジャースの徐在応(ソ・ジェウン)だけが、安定したスケジュールにある。今月12日、ピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板する予定。第5先発投手の徐在応は、シーズン開幕第1週に休日が含まれていたため、先発登板を1回とばしている。その代わりに今月5日、アトランタ・ブレーブスとのホーム試合で、中継ぎで登板して3イニングを投げ、3安打、3失点を記録した。失点は多いが、ピッチングの内容はまずまず。 金善宇は7日(韓国時間)、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのホーム試合で1と1/3回を投げ、本塁打1本を含む4安打を許し5失点した。

だがイチローはレンジャーズ戦でついに4安打の固め打ちに続いて翌日も3の1と打率を.232に上げ、今シーズンも打率3割を残す事は間違いないと思わせている。韓国スポーツ紙は最近では崔熙渉ら3Aでの一投一打を記事にしているが、そろそろ記事作りが厳しいのだろう。そして李承だけではネタが廻らなくなったのではないか? この際日本のスポーツ紙も“アジア選手の活躍”と名を打って日韓メジャー選手の戦績を紹介してはどうか?恐らく韓国大使館から直ぐに特使が送られるに違いない。あぁ3Aはメジャーではなかった。

ではそもそも竹島問題とはどういう流れであったのだろう…… 続く


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