Mr.コンティのRising JAPAN

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イスラエルにて その3 もう泳げるの?

2007-03-02 | EURO Football
UEFAに組み入れられたイスラエル、30年近くに渡り欧州列強の草刈場であったが、EURO2000 では予選ではスペインに次いで2位に入りプレーオフに進んだ。そしてデンマークに敗れた(ホーム 0-5 アウェー 0-3 ) 欧州カップ戦での戦績はUEFA Cup 2001-02 で Hapoel がベスト8( AC Milan に敗れる) Champions League 2002-03 のグループリーグ戦での Manchester United 戦の勝利 ( ホームで 3-0 ) が目立つくらい。プラティニ新会長の打ち出した“発展途上国へのチャンス拡大策”にあやかれるだろうか? 国内リーグでは Maccabi Haifa, Maccabi Telaviv, Hapoel Tel Aviv raが力があり,Tel Aviv の2チームのダービーはものすごいらしい。そして現在Beitar Jerusalem が国内リーグトップだがそれはロシア人オーナーのArkady Gaydamak 氏の影響が大きいらしい。彼は“イスラエルの Abramovich “ とさえ呼ばれており、 Gaydamak がいれば Liverpool からジェラードでさえ引き抜けると思うサポーターも?しかし、チーム予算がこれまでUS$700万だったのが Gaydamake が来てから6倍以上のUS$4,250 に引き上げられ、Jerome Leroy をフランスの Lens から年棒US$200万で引き抜いた。それまでのイスラエルリーグでの最高給取りは Avi Nimni のUS$28.3 万であったから約10倍近く引き上げられたことになる。その Avi Nimni はイスラエル代表の主将で 2003年かつては上層部と衝突し Beiter Jersalem に移籍させられたがそこでの多くの試合のプレーを拒否し、その後Atletico Madorid , Derby County でのプレー経験を経て再びMaccabi Telaviv に戻った英雄だ。 Nimni がチームを出た時にエチオピア系ユダヤ人選手の Baruch Dego が Maccabi に入団したが、 Nimni を懐かしむ熱狂的な Maccabi サポーターから非難の的となり心無い民族的な野次や怪我に悩まされた。そして今や Maccabi のライバルチーム Hapoel の中心選手だ。テルアビブの街を歩くとアフリカ系移民が目に付くが、彼らはエチオピア系ユダヤ人で移民政策の一環のエチオピアから多く受け入れられた移民達だ。ユダヤ系で繋がっているところは先のアジア大会でカタール、バーレーンがケニヤ、ブルンジから移民選手を受け入れ陸上の長距離で好成績を挙げさせたのとは少し赴きが異なる様だ。

エルサレムと異なりテルアビブは海にも面している投宿したホテルの前には砂浜が広がっていた。早速朝のジョギングに。すると午前7時と言うのに既に泳いでいる人が。確かに寒くはないのだが。後で聞いたらこの地区はロシア系ユダヤ人が多く、彼らは皮下脂肪が豊富で体感温度も日本人と違いこの程度の気温なら泳いでしまうらしい。それにロシア人の海に対する愛着は前から知っていた。テルアビブでアラブ人バスは見かけなかった。ここではそういうバスは無いのかな?エルサレムだからこそアラブ系パレスティナ人が多いのか? でもここの運転はエルサレム以上に更に乱暴だ。車線変更も左折もまずハンドルを切ってからウィンカーが出てくる。N子さんが教えてくれた、“今はテロよりも交通事故の方が死亡率が高いと地元の人は言っています。” 何となくうなづける。しかし、ここでは子供たちもそんな“交通戦争”を行きぬく術を知っているだろう。ここでは自己防衛能力を高めねばならない。日本の(うちの子供もそうだけど)ゲームですら攻略本に頼っている子供たちとは違うのだ。 だがそれが平和な国との違いだ。どちらが良いのかは判らない。そして私達は飛行場に向かった。


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