Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

キックオフ15分前….

2010-06-29 | 夏季五輪
ワールドカップは面白い。それは毎回感じて来た事。 しかし今年は日本が進撃を続けているので更に面白い。 決勝トーナメント1回戦の相手はパラグアイ。 ブラジルでもアルゼンチンでもドイツでもない。(イタリア、イングランドは既に大会を後にした。) ベスト8目前と云う書き方をするマスメディアがいる。
はっきり言ってパラグアイは強い。オランダ程では無いだろうがカメルーンやデンマークよりも力は上とみている。
かつての南米はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイが出場枠を独占し、ブラジルが優勝した次の大会や( 1974年チリ、1970年ペルー 1966年チリ ) や1962年チリ大会( コロンビア ) 1978年アルゼンチン大会 ( ペルー。この時は南米地区予選でウルグアイはボリビアに敗れた ) の様に南米がホスト国になった時に南米大陸からの出場枠が拡がった時に3強以外の国にチャンスが巡って来ていた。 (1970年大会はアルゼンチンが南米地区予選でコロンビアに敗れた。) 
そして1982年スペイン大会から出場枠の拡大そしてウルグアイの凋落に伴い、他の南米諸国にもワールドカップ出場のチャンスが巡って来た。 1986年大会、パラグアイは南米地区予選でチリをプレーオフの末に破り7大会ぶりにワールドカップ出場を決めた。 その後2大会連続で地区予選を突破出来なかったが1998年フランス大会から3大会連続で南米予選を突破し前回は1次リーグで敗退したが1986年大会を含めて3大会連続で1次リーグを突破しているが、日本と同様ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの高い壁にの向こうからワールドカップを眺めていた時代が長かった。 

1979年ワールドユース東京大会 ( 今の FIFA U-20 ) 、南米予選で何とブラジルを抑えてマラドーナ、ラモン=ディアスのアルゼンチン、ウルグアイと共にパラグアイが出場権を獲得した。 そしてパラグアイは1次リーグを突破し準々決勝で準優勝となったソ連と激戦の末PK戦で敗れた。しかし神戸で行われたこの試合、最後にパラグアイに熱心に声援を送った日本人の観客に両手を上げて御礼をしていた選手がいた。かつての名選手Julio=Cesar=Romero だった。 

これまで日本対パラグアイの直接対決は U-20, 五輪を通じて8回あるらしい。 そして代表 A マッチでは2001年7月1日に札幌で開催された親善試合で柳沢の2ゴールで勝利を収めたのが唯一の白星らしい。
しかし1999年日本が招待されたパラグアイで開催された南米選手権 Copa America では当時19歳のサンタクルスに2ゴールを決められ 0-4 で粉砕され、そして2004年アテネ五輪の初戦では 3-4 で敗れている。 真剣勝負の場では勝たせてくれない。 それが南米でも列強の部類にあるパラグアイだ。
1997年マレーシアで開催された FIFA U-20 では柳沢のゴールなどで 3-3 で引き分けに持ち込み日本は1次リーグを突破し最終的にはベスト8に進出した......

約2時間後我々に歓喜をもたらしてくれる事を願う。