Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

Denmark だって勝ててないぞ……

2010-06-12 | 夏季五輪

4月 Serbia , 5月韓国そして6月は England に Cote D’Ivoire 。我が日本代表は4連敗。ようやく連敗を止めた昨日の相手は Zimbabwe しかし結果は 0-0 。これでここ5試合でわずかに1得点という“得点力不足(何度聞いたかなぁ…) “
そしてその得点もセットプレーから闘莉王が決めたもの。点を取らねば勝てないのが球技。(当たり前か?) FW陣は一体相手ゴールをこじ開けてくれるのだろうか… しかしマスコミが煽るほど心配する必要もないのではないか?  Group E の対戦相手となるカメルーンもデンマークも大会前の試合では勝星は無いのだから…

J-League Josh Kennedy Denmark を沈める
Australia 1-0 Denmark 02 June Ruimisig Stadium Johannesburg 

 


5月25日 南アフリカにホスト国以外で一番乗りを果たしたのが Socceroos こと Australia 代表。その Socceroos が現地で最初に対戦した相手が Denmark であった。 Australia は5月24日MCG での All Whites 戦のスタメンから選手5人を入れ替え GK Mark Schwarzer, DF Luke Wilkshire, Scott Chipper field , MF Richard Garcia そして Josh Kennedyらを起用。Harry Kewell と Brett Emerton を除いたベストメンバーで Denmark 戦に臨んだ。
一方の Denmark Morten Olsen 監督は GK に Stephan Andersen ( Brøonby ) 右サイドバックに Lars Jacobsen ( Blackburn ) , 左サイドバックが Patrick Mtliga ( Malaga ) そしてCBに190cm のDaniel Agger ( Liverpool ) と 187cm のPer Krøldrup ( Fiolentina ) がCBに置かれた。中盤は Christian Poulsen ( Juventus ) をアンカーの位置に置き、Daniel Jensen ( Werder Bremen ) と 18歳のChristian Eriksen ( Ajax ) が代表試合出場3試合目にして初めてスタメン出場に起用されボランチに置かれた。 そしてワントップ Jon Dahl Tomasson ( Feyenoord ) の後ろに 左が Thomas Kahlenberg ( Wolfsburg ) 右にThomas Enevoldsen ( Groningen ) が置かれ、中心選手の GK Thomas Sorensen ( Stoke City ) CB Simon Kjær ( Palermo ) そしてArsenal の Nicklas Bendtner らは故障が完治せずベンチ外となった。

この両者は3年前の2月に London で対戦しAustralia が 3-1 で勝利を収めている。 FIFA ランクだと Denmark が36位、 Australia が20位。
試合は開始から高地とよく弾む大会公式球に両チームとも悩まされる展開。開始4分に Australia はFKのチャンスを掴んだが得点は生まれなかった。 ボール支配率は Denmark が上回っていたがシュートまで持ち込むシーンが少なく、 GK Schwarzer がセーブしたのは1回だけであった。
後半に入り Australia はChipperfield に替えて David Carney 、Cahill に替えて Carl Valeri そして Brett Holman がGarcia に替って投入された。 試合は膠着状態が続いたが71分 Wilkshire のクロスに CB Agger と Krøldrup の間に割って入った Kennedyが頭で落としたところをそのまま右足で Denmark ゴールに叩き込みそれが決勝点となった。 Kennedy はこれで代表18試合目の出場であったがヘッド以外で決めたのは初めて。 Kewell の故障が完治しない場合は Verbeek が採用する 4-5-1 のワントップでスタメン出場する事は間違いないであろう。

Australia :  GK 1 Mark Schwarzer DF 11 Scott Chipperfield ( 45’ 21 David Carney )  2 Lucas Neil  3 Craig Moore ( 75’ 6 Michael Beachamp ) 
8 Luke Wilkshire   MF 5 Jason Culina 13 Vince Grella ( 73’ Dario Vidosic )
23 Mark Bresciano  4 Tim Cahill ( 45’ 16 Carl Valeri ) 19 Richard Garcia ( 45’ 14 Brett Holman ) 9 Joshua Kennedy

Denmark : GK 16 Stephan Andersen DF 6 Lars Jacobsen , 4 Daniel Agger ,
13 Per Krøldrup , 23 Patrick Mtiliga MF 2 Christian Poulsen ( 79’ 10 Martin Jorgensen ),  7 Daniel Jensen ( 45’ 19 Dennis Rommedahl ) , 21 Christian Eriksen ( 45’ 14 Jakob Poulsen ) , 12 Thomas Kahlenberg ( 82’ 17 Mikkel Beckmann )
20 Thomas Enevoldsen ( 61’ 18 Soren Larsen )  FW 9 Jon Dahl Tomasson ( 61’ 8 Jesper Grønkjær )

Substitution Not in Use
5 William Kvist 15 Simon Busk Poulsen 22 Jesper Christiansen 

    


地元 Bafana Bafana に完封負け
South Africa 1-0 Denmark  05. June Atridgeville Super Stadium

FIFA ランク 83位の 地元南アフリカ代表との試合に臨んだ Danish Dynamite ことデンマーク代表は 0-1 で敗れた。 試合は落ち着いたペースで始まったが地元 Bafana Banfa が徐々にペースを掴む。 10分に Katlego Mpela がPA内に侵入し放ったシュートが GK Stephan Anderson を破りゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定。 しかし地元の観客を沸かせた。
その直後今度はデンマークのDF Daniel Agger が強烈なシュートを放つがポストを直撃した。 33分、デンマークベンチは Simon Busk Poulsen を下げて Patrick Mtiliga を投入した。 後半に入り Jacob Poulsen に替って Daniel Jensen が投入され開始から攻勢に転じたデンマークであったが最初にビッグチャンスを掴んだのは南アフリカ。しかしここは GK Andersen がファインセーブ。第1GK の Sorensen の怪我の回復がいまいちなので Andersen の出来が Morten Olsen 監督が最も気になるところか?
61分 Jon Dahl Tomasson に替って投入された Mikkel Beckmann 、65分には後半から投入されたもう一人の交替選手 Thomas Enevoldsen が南アフリカゴールに迫るがゴールは挙げられない。 75分今度は Soren Larsen に絶妙のクロスが送られるがヘッドで捉えられなかった。 そして81分 CB の間に割って入った Mphela が中央から放ったシュートはそれまでファインセーブを連発していたGK Stephan Andersen を破り均衡を破った。
85分 Denmark は Thomas Enevoldsen がシュートに持ち込むが同点ゴールは生まれなかった。 この試合の Denmark のメンバーは下記の通りだった。

GK 16 Stephan Andersen DF 6 Lars Jacobsen 13 Per Krøldrup 4 Daniel Agger
15 Simon Busk Poulsen ( 23 Patrick Mtiliga )  MF 2 Christian Poulsen ( 5 William Kvist ) 14 Jakob Poulsen ( 7 Daniel Jensen ) 10 Martin Jorgensen (18 Soren Larsen ) 19 Dennis Rommedahl  FW 9 Jon Dahl Tomasson (17 Mikkel Beckmann ) 8 Jesper Grønkjær ( 20 Thomas Enevoldsen )

Substitution not in use 
GK  22 Jesper Christiansen  1 Thomas Sorensen
3 Simon Kjaer 11 Nicklas Bendtner 12 Thomas Kahlenberg  21 Christian Eriksen

GK Sorensen と Bentner は南アフリカ入りしてまだプレーできる状態では無い様だ。そしてもう1人の GK FC Kobenhaven の Jesper Christiansen も….. Sorensen, Bentner は日本戦に出てくるのだろうか…



目の前では遂に開幕したワールドカップの最初の試合が行われている。 
ブブゼラの音がのべつ幕なし…. まるで蜂の集団の中に居るみたいだ。しかし全然耳障りでは無い。
メキシコのGiovani Dos Santos のドリブルは素晴らしい。 さすが2005年FIFA U-17 大会優勝メンバーで大会MVP選手。トルコの Galatasaray 所属。 Lukas Neil, Harry Kewell らとはどんなコンビを見せているのだろう….
しかし先制ゴールは Bafana Banfana 、Sphiwe Tshabalala の見事なミドルがファーサイドゴール上隅に突き刺さった。 ブブゼラのヴォルテージが更に上がる。そして南アフリカが攻勢に転じる時間が増えて来た。 前半あれほど押しまくっていたメキシコはなかなかシュートが撃てない。そして南アフリカが決定機を演じる。やはり地元は強いのか…
メキシコベンチは68分 Dos Santos と共に FIFA U-17 で活躍した Arsenal 所属のCarlos Vera が下がって1998年、2002年大会を経験したベテランの Cuauhtemoc Blanvo がそすて75分には Javier Hernandez に替って23歳、来シーズンから Manchester United に移籍する Guillermo Franco が投入され、 Dos Santos が真ん中のトップに入る。 
そして後半劣勢だったメキシコが79分 FC Barcelona でプレーするDF Rafael Marquez がファーサイドからのロングパスを受け右サイドからフリーで放ったシュートが南アフリカゴールに突き刺さる。前半ファインセーブを連発していた GK Itumeleng もなす術なかった。同点ゴールの少し前に発表があった84,490人の大観衆のブブゼラが初めて鳴り止んだ。そしてテレビから漏れてくる歓喜の声援はメキシコサポーター達だった。 
83分南アフリカのパレイラ監督は Everton でプレーする Steven Pienaar を下げて FW の Bernand Parker を投入する。次の1点を取りにくる為だと思うけどゲームメーカーの Pienaar が居なくなると…89分09秒南アフリカ FW Katelgo Mphela が相手DF2人を引きずりながら放ったシュートはポストを直撃してしまう。一斉に溜息が Soccer City Stadium を包む、しかしすぐに更にヴォルテージの上がったブブゼラの音が鳴り響く。ロスタイムは3分あったがゴールは生まれずそのまま開幕戦は 1-1 で終えた。地元サポーター達は今この試合をどう振り返るのだろう….
思い出すのは8年前さいたスタジアム 2002 でのベルギー戦。先制されて逆転して追い付かれて試合が終わった。 日本代表は勝点2を失ったのか、勝点1を得たのか…. 次のロシア戦まではこんな事ばかり考えていたなぁ….. もう8年か…….
Johannesburg の街は今夜ブブゼラが鳴り響く事だろう。

あぁワールドカップを観に行きたくなってきたなぁ……