Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

大会6日目  優勝候補スペイン登場…

2010-06-18 | 夏季五輪

やっぱりワールドカップは面白い。 
前回、前々回と違って今回は現地観戦の予定は無い。それでも毎晩のテレビ観戦が楽しい。 

まず日本代表が初戦のカメルーン戦で勝利を収めた事が大きい。4年前は初戦オーストラリア相手にまさかの連続失点で敗れると言う最悪のスタート。そして我が日本代表は最後まで立ち直る事が出来なかった。私は1次リーグが終わるまで重たいつっかえが取れない気がした….
前回、もしワールドカップ観戦にドイツまで行かなければ、非常に苦い思い出が大きく残るワールドカップとなったであろう。

だが今回は違う。日本代表のワールドカップ白星発進は4回目の出場で初めてだ。まぁ70年代からワールドカップを追い掛けていた自分は、今になってもワールドカップに日本が出場出来ているだけでも嬉しくてたまらない。日本が出場出来なかったワールドカップを見続けていたからだろう….

それだけではない。日本対カメルーン戦の前日登場した Socceroos はドイツに大敗を喫したのだが、オーストラリア、ドイツ両国とも商用でよく訪れる国。それだけに WEB SITE を通じて行った予習が大いに役に立った。

一昨日は All Whites こと New Zealand が終了直前劇的な同点劇を演じた。

そしてアジア、オセアニア勢最後の登場となった北朝鮮は世界中のマスコミが注目する中王国ブラジルからゴールを奪う。 世界中のメディアが鄭大世にマイクを向けたのが印象的。 



そして韓国は日本よりも2日早く初戦を迎え、予想通りギリシアを 2-0 で降した。 

優勝候補 England は GK Green のミスでアメリカと引き分けたが、勝点3を逃した原因は GKだけではないだろう。 アメリカは football の世界でも日本より一足早く世界の列強入りを果たそうとしている…

現場に行かなくても、いや日本にいてこそのワールドカップの楽しみ方もあるのだなぁ…….



大会6日目は優勝候補のスペインが登場。 今大会初登場の相手は欧州の中堅国スイス。 2年前の EURO2008 のホスト国。そしてそのEURO2008 は幸運にも私は決勝戦を現場観戦する機会に恵まれスペインの素晴らしい football を堪能し、欧州王者に戴冠した瞬間に立ち会えた。 

このワールドカップも同様に個人の高い技能をベースにした華麗なパス回しを見られると思っていた。今大会の初戦であるスイス戦のスタメンはEURO2008 のファイナルのスタメンから故障でシーズン終盤プレー出来なかったFernando Torres をはじめ, CB Marchena , MF Marcos Senna, Cesc Fabregas ら4人の選手が外れていた。( Marcos Senna は大会メンバー入り出来ず。) 
それでもタレントぞろいのスペインの華麗な勝利を予想、そして期待する人達は多かったともう。
しかし EURO2008 の時の様なスペインとはちょっと違った。 なかなかスイスゴールを割れない。そして52分、 Frei, Behrami ら主力を欠くスイスが Fernandes のゴールが決まりスペイン相手に先制する。 

Frei は EURO2008 では満足にプレー出来なかったのでこのワールドカップは頑張って欲しいものだ。スイスのスタメンは DF Reto Ziegler FW Blaise Nkufo 以外は全て EURO2008 メンバー。しかし DF Stephane Grichting , MF Benjamin Huggel, の3人はEURO2008 では殆ど出場機会がなかった。 だがスイス最大の増加戦力は Ottmar Hitzfeld 監督だろう。 



スペインは 62分 Navas そしてFernande Torres らを投入して同点、逆転を狙うが15分後A. Iniesta が怪我でベンチに下がってしまった。スイスは GK Benaglio のファインセーブ連発もあり同点ゴールを阻み続ける。 そして時折カウンター攻撃から一気にスペインゴールに迫る。時間が刻一刻と過ぎるが同点ゴゴールは生まれない。 ついに5分あったロスタイムを過ぎてもスコアーは動かず、優勝候補であったスペインが黒星スタートとなってしまった。12試合連続で続いた白星街道も止められてしまった。その原因は何だったのだろう…

EURO は欧州で行われた“地元開催”そして今会のワールドカップはアフリカ大陸南アフリカでの開催。欧州でのゲームと勝手が違ったか??? 
監督が Luis Aragones からVicente Del Bosque に替った事は影響したか….??

スペインを優勝候補に推した“ジャーナリスト”達が最も慌てているのではないか…..
でも対戦相手だったスイスの事もちょっとは勉強しろよ......

翌日スイスの取引先から歓喜のメールが入って来た。それから日本が勝った祝辞も添えられていた….

今テレビで観ていた Group B の Argentina 対韓国戦が終わった。 
やはり Argentina は強かった。そしてMessi は素晴らしかった。得点こそ無かったが後半の2点を演出した。 許丁監督はギリシア戦のメンバーから攻撃能力の高いSB車ドゥリに替えて呉範錫をスタメンに起用し失点を最小限に抑える方策から入る。
許丁茂監督は現役時代ワールドカップメキシコ大会に出場し Maradona のアルゼンチンと対戦した。今、共に代表監督としてワールドカップに戻って来た。あの時はArgentina が 3-1 の完勝だった。NHKの中継で解説をしていた釜本氏が“韓国もエリア近くまではボールを持ってこれるのですが…” と話していたのを覚えている。
日本はアジア予選東地区の決勝で韓国に敗れた。 ワールドカップで韓国がどこまでやれる、それが日本が世界の中でどのあたりにいるかを測る物差しになると思って見ていた。  Maradona のパフォーマンスは別格としても韓国の崔淳鍋、金鋳城も中盤で結構ボールが持てていた。木村和司や柱谷幸一らがこの中に混じったらどうなるかなぁ….と想像した。 想像の世界でしか日本はワールドカップでプレー出来なかった時代だった。



連続失点を喫した韓国だが前半ロスタイムには李青竜のシュートが決まり1点差に詰め寄った。後半に入ると  韓国も朴智星を中心に反撃を試みたが…. 後半、李東國が投入された。12年振りのワールドカップ登場だ。しかし後半も2点を失い 1-4 の完敗に終わった。現在アジア No.1 の実力を持つ韓国でさえ Argentina の様な世界のトップクラスとはこれだけまだ差があると言う事を認識させられた。 

86年大会は 1-3 そして今回は 1-4 。差は開いていると言う事か…….

今大会これまでのアジア勢の奮闘に就いてはすぐにアップしていきましょう。(誰も期待していないか?) それにしても眠たいなぁ……