Mr.コンティのRising JAPAN

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組分け抽選直前 England は?Leipzig は?

2005-12-10 | FIFA World Cup
あの強豪 England でさえ、今回のワールドカップ抽選ランキングでは過去の戦績も認められて Brazil に次いで2位にランクされている England でさえ、これから行われる抽選には恐怖で身震いをするらしい。 Angola, Croatia そして Trinidad & Tobago らが同組みになる事を願い、 Holland , Australia そして米国が来ない事を祈っているらしい。日本はどう思われているのかな? だが Times 紙はこう“問題はどの国が相手になるかではなく、いかに England が調子を上げるか?いかに Wayne Rooney が fit してくるか?ではないか”とコメントしている。そしてより多く試合をする為には(要するにより勝ち進むためには)グループリーグの戦いで全力を出し切っては優勝には届かないと。だが1次リーグでの対戦相手は重要だ。前回優勝のBrazil は Turkey, Costa Rica, 中国。準優勝のドイツは Ireland, Cameroon, Saudi Arabia が同組だった。特にドイツは決勝トーナメントに入っても Paraguay, USA, 韓国と欧州勢というよりも対等に近い実力を持つ国は Paraguay 程度であった。ワールドカップの本大会出場国もかつての2倍、32カ国に拡大された。そして決勝戦までは7試合闘わねばならないが、これは24カ国であった大会と16カ国であった西ドイツ大会とアルゼンチン大会でも同じ試合をこなさねば優勝に届かなかった。問題は大会期間が今は一ヶ月の長期に渡る事で選手たちの体調管理が勝敗を分けるとも言われている事だ。1次リーグ以降がトーナメント方式であった1970年のメキシコ大会までは大会期間は3週間(イングランド大会は20日間)西ドイツ、アルゼンチン大会の様に2次リーグを行った大会では24日間であった。参加国がかつての2倍に拡大され、いくら大陸間の実力差が収縮したとは言え、全大会ドイツがサウジアラビアを 8-0 で破ったように上位と下位との差はかなり拡がっていることは否めない。かつては前回のドイツの様にアジア代表と2回以上対戦する事は無かった。また優勝した Brazil も全大会は決勝トーナメント以降は Belgium, England, Turkey , Germany ( 決勝戦 )であったが32年前の同じドイツ大会に対戦した Scotland, Yugoslavia, Zaire, DDR, Argentina, Holland, Poland と比較すると実力の隔たりは否めない。しかしながらEngland の Erriksson 監督は“どの国が同じ組に入っても恐れる必要は無い。相手国の監督達は我々とは当りたくないと思っている”としながらも Holland は避けたいとコメントし、USA, Australia と言った英語母国語の国とは当りたくない、なぜならそういう国々は England から勝利を収めて一旗挙げようと狙っているからだ。また前回の Semi Finalist の韓国も避けたいと。1958年以外優勝カップ ( World Cup, ジュールリメ杯)は大西洋を渡ったとは無いが、ここ15年間南米の選手が欧州のクラブで活躍する南米戦士が激増しているので昔ほど欧州勢には有利にならないと。“選手達が Fit さえすれば前回、または昨年ポルトガルで開催された欧州選手権当時のチームより強くなるはずだ”とコメントしながらも“優勝候補は組分けが決まるまでわからぬが100人中75人が Brazil と言うであろうとのこと。アフリカ勢に就いては Cameroon を抑えて出場を決めた Ivory Coast にごン言及したのみであった。
そして最後まで日本の名前が出てこなかった。約3時間後に Draw が始まる……. 起きていられるかな??