モスクワはそう寒くは無かった。10月23日あたりの到着時は寒くなり始め、その後直ぐに初雪が降るなどこれからどれだけ寒い目に会わねばならぬか?と心配はしたが今週にはいり最高気温は10度にまで達し降雪も見られなくなった。だがこれから気温も再び下がり始め、モスクワらしい天候になってくるらしい。そして私は更に寒い北欧に移動するのだが。
さて、その暑さとは無縁の中東では熱い戦いが今日5日、サウジアラビアの 都市Jeddah のPrince Abdulla Al Faisal Stadiumで行われる。その試合は Asia Champions League の決勝戦 アラブ首長国連邦 UAE の Al Ain とサウジアラビアの Al Ittihad のSecond Leg だ。10月26日にUAE の Al Ain の本拠地、Tahnon Bin Mohammed Stadium で行われた第1戦では 1-1 の引分に終わり、連覇を狙う Al Ittihad が2003年に決勝戦でタイのBEC Tero Sasana を降して優勝し2年ぶりのタイトルを狙う、かつてクウェート、オマーン代表を率いて日本代表とも対戦したチェコ人監督マチャラ氏が率いるAl Ain を1歩リードしている。勝者は12月に日本で開催される World Club Championship への出場権を得られる。下馬評でも圧倒的に Al Ittihad が優位だ。 予選リーグをシードされ、決勝トーナメントからの登場だが、1回戦は中国の山東を( 7-2 1-1 ) で準決勝では韓国の釜山アイコンズを ( 0-0 5-0 ) で圧倒し決勝に進んだ。準決勝後、敗れた釜山のIan Porterfield コーチから“中東の Manchester United “ と Al Ittihad は称されるほどであった。その原動力は決勝トーナメント4試合で18得点のFW陣だ。アフリカ、シオラレオーネから Mohamed Kallon, England Premiership Middlesbroughからカメルーン代表のJoseph Desire Job そしてブラジル人ストライカー Tcheco と国際色豊かなにタレント揃い。しかし攻撃だけではない、GKのMabrouk Zaid のこのタイトルに賭ける意気込みはただならぬものであろう。昨年中国で開催されたアジアカップではMansour Al Naje , Tariq Al Hargan に次いでの第三GKに甘んじ出場の機会はなかった。そして同年末に行われたAsia Champions League の決勝戦は負傷で欠場。チームの優勝をピッチで味わえなかった。今年は代表の正GKとしてゴールを守り出場した6試合では1ゴールしか許さず、韓国を抑えてグループ首位で4大会連続ワールドカップ本戦出場を決める原動力となり今年の AFC最優秀選手に同僚のDF 選手Hama Al Montashariと共にノミネートされている。他にもサウジアラビア代表DF で Al Ittihad の主将を務めるMohammed Noor らがおり中盤以降の守備力の安定度も他チームより秀でている。一方の2年ぶりの優勝を狙う Al Ain は3シーズンに渡りチームのエースであり Group League では4ゴールを挙げた、コートダジュール( 象牙海岸)出身のストライカーBoubacar Sanogo が Bundesliga のKaiserslautern に去り, 準々決勝の イラン の強豪PAS からもゴールを挙げた、AFC Champions League 通算54試合43ゴールを記録したブラジル人 FW Edilson も南米に帰ってしまったが すぐに補強されたナイジェリア人ストライカー のNwoha Onyekachi が山東戦ではハットトリックを決め, またInter Milan, AS Monaco にも在籍したもう一人のナイジェリア人 FW Mohamed Kallon が準々決勝のイランのPAS 戦で貴重なゴールを決めている。そして UAE の国際的なストライカーSubait Khater は現在5得点で大会得点王だ。だが Al Ain のマチャラ監督が強調するのはチームの勝負強さだ。それは準々決勝の強豪イランのPAS とのアウェィでの第二戦の事だ。初戦のホームゲームを監督曰くウズベキスタン人の不可解な判定で引分け、アウェィの第二戦も 1-3 と先手を取られたが終了10分前で追い付きアウェィゴールの差で準決勝進出を決めた。またホームでの決勝戦も終了5分前までリードを許したが交代選手のGharib Harib がPKを誘いそれをMohamed Kallon が決めてしぶとく引分けている。それに Al Itihad が対戦したのは”比較的力の劣る東アジアのチームのみ“との見解らしい。実力、下馬評では上回る Al Ittihad か勝負強さの Al Ain か?欧州だけが Champions League だけではない。アジアでもホットな戦いがある。それからこの試合は元々10月31日に予定されていたが、当日はイスラム教のラマダンの最中であり、Saudi Arabia Football Federation (SAFF) は早くから試合の延期を AFC に申し出ていた、しかし一旦はこの要求は却下され同日にヨルダン王国の首都アンマンでの振替開催が決まったが、Al ittihad 側の要求が通り11月5日に延期され地元の Jeddah で開催出来る事になった。この宗教的な事を考慮された決定は当然だろう。UAEの選手にもイスラム教徒は多いはずだ。やはり両者公平でベストな条件で試合をしてもらわねば。そして来年は日本のチームがここまで残っていてくれる事を祈るのだが道はワールドカップ予選よりも険しいかもしれない。
さて、その暑さとは無縁の中東では熱い戦いが今日5日、サウジアラビアの 都市Jeddah のPrince Abdulla Al Faisal Stadiumで行われる。その試合は Asia Champions League の決勝戦 アラブ首長国連邦 UAE の Al Ain とサウジアラビアの Al Ittihad のSecond Leg だ。10月26日にUAE の Al Ain の本拠地、Tahnon Bin Mohammed Stadium で行われた第1戦では 1-1 の引分に終わり、連覇を狙う Al Ittihad が2003年に決勝戦でタイのBEC Tero Sasana を降して優勝し2年ぶりのタイトルを狙う、かつてクウェート、オマーン代表を率いて日本代表とも対戦したチェコ人監督マチャラ氏が率いるAl Ain を1歩リードしている。勝者は12月に日本で開催される World Club Championship への出場権を得られる。下馬評でも圧倒的に Al Ittihad が優位だ。 予選リーグをシードされ、決勝トーナメントからの登場だが、1回戦は中国の山東を( 7-2 1-1 ) で準決勝では韓国の釜山アイコンズを ( 0-0 5-0 ) で圧倒し決勝に進んだ。準決勝後、敗れた釜山のIan Porterfield コーチから“中東の Manchester United “ と Al Ittihad は称されるほどであった。その原動力は決勝トーナメント4試合で18得点のFW陣だ。アフリカ、シオラレオーネから Mohamed Kallon, England Premiership Middlesbroughからカメルーン代表のJoseph Desire Job そしてブラジル人ストライカー Tcheco と国際色豊かなにタレント揃い。しかし攻撃だけではない、GKのMabrouk Zaid のこのタイトルに賭ける意気込みはただならぬものであろう。昨年中国で開催されたアジアカップではMansour Al Naje , Tariq Al Hargan に次いでの第三GKに甘んじ出場の機会はなかった。そして同年末に行われたAsia Champions League の決勝戦は負傷で欠場。チームの優勝をピッチで味わえなかった。今年は代表の正GKとしてゴールを守り出場した6試合では1ゴールしか許さず、韓国を抑えてグループ首位で4大会連続ワールドカップ本戦出場を決める原動力となり今年の AFC最優秀選手に同僚のDF 選手Hama Al Montashariと共にノミネートされている。他にもサウジアラビア代表DF で Al Ittihad の主将を務めるMohammed Noor らがおり中盤以降の守備力の安定度も他チームより秀でている。一方の2年ぶりの優勝を狙う Al Ain は3シーズンに渡りチームのエースであり Group League では4ゴールを挙げた、コートダジュール( 象牙海岸)出身のストライカーBoubacar Sanogo が Bundesliga のKaiserslautern に去り, 準々決勝の イラン の強豪PAS からもゴールを挙げた、AFC Champions League 通算54試合43ゴールを記録したブラジル人 FW Edilson も南米に帰ってしまったが すぐに補強されたナイジェリア人ストライカー のNwoha Onyekachi が山東戦ではハットトリックを決め, またInter Milan, AS Monaco にも在籍したもう一人のナイジェリア人 FW Mohamed Kallon が準々決勝のイランのPAS 戦で貴重なゴールを決めている。そして UAE の国際的なストライカーSubait Khater は現在5得点で大会得点王だ。だが Al Ain のマチャラ監督が強調するのはチームの勝負強さだ。それは準々決勝の強豪イランのPAS とのアウェィでの第二戦の事だ。初戦のホームゲームを監督曰くウズベキスタン人の不可解な判定で引分け、アウェィの第二戦も 1-3 と先手を取られたが終了10分前で追い付きアウェィゴールの差で準決勝進出を決めた。またホームでの決勝戦も終了5分前までリードを許したが交代選手のGharib Harib がPKを誘いそれをMohamed Kallon が決めてしぶとく引分けている。それに Al Itihad が対戦したのは”比較的力の劣る東アジアのチームのみ“との見解らしい。実力、下馬評では上回る Al Ittihad か勝負強さの Al Ain か?欧州だけが Champions League だけではない。アジアでもホットな戦いがある。それからこの試合は元々10月31日に予定されていたが、当日はイスラム教のラマダンの最中であり、Saudi Arabia Football Federation (SAFF) は早くから試合の延期を AFC に申し出ていた、しかし一旦はこの要求は却下され同日にヨルダン王国の首都アンマンでの振替開催が決まったが、Al ittihad 側の要求が通り11月5日に延期され地元の Jeddah で開催出来る事になった。この宗教的な事を考慮された決定は当然だろう。UAEの選手にもイスラム教徒は多いはずだ。やはり両者公平でベストな条件で試合をしてもらわねば。そして来年は日本のチームがここまで残っていてくれる事を祈るのだが道はワールドカップ予選よりも険しいかもしれない。