Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

Socceroo ついに悲願達成 !!

2005-11-17 | Aussie & Kiwi
今朝のLeipzig 、雨は上がっていた。ここの Hotel には EUROSPORT Channel が映らない。当地時間の10時からワールドカップ予選の Playoff , Australia vs Uruguay の中継が予定されているらしいが、それを確認する術が無い。6月に欧州を訪れた時は番組表に何と Manama で行われた ワールドカップアジア地区予選 の Bahrain vs 日本が中継されると書かれてあった。にもかかわらず、テニスの試合を中継されて失望した記憶がある。朝8時前の Inter City Express に乗れば次の訪問先 Berline の常宿には確実に EUROSPORT が観れるのだが。結局私は日課のジョギングを済ませて10時前の ICE で Berline に向った。チェックインしたのは午前11時半。荷を解く前にテレビを点けると、予定通りに試合が中継されているではないか。あぁ後悔の嵐、ジョギングなんかするんじゃなかった、と本当はもっと早く起きれば良かったのだが。試合は83分を過ぎていたが 1-0 で Australia が リードしていた。しかし、このままなら前後半15分ずつの延長戦に突入する。だが延長戦になれば、Montevideo で無得点の Australia が不利だ。だが結局 3分の ロスタイムを使っても勝負は付かず決着は延長戦に持ち込まれた。その延長戦、開始1分 Australia が攻め込み CK を得るが空中戦は難なく Uruguay が制する。93分には今度は FKのチャンスから延長戦最初の シュート を Uruguay が放つがゴール枠は捉えられない。その直後に今度は Australia が攻め上がるがこの日5つ目の オフサイドを取られる。ここまで Uruguay は オフサイドは無い。ここで Hiddink 監督は LIGA ESPANOLA の ALAVES 所属、昨年の FIFA Confederations Cup で4得点を挙げた Aloisi を この日の得点者Bresciana に替えて投入すとその3分後Uruguay のFossati 監督 も 初戦では使われなかったMario Regueiro に替えて Fabian Estoyanoffを投入した。 Montevideo での試合同様 Estoyaoff は右サイドから好機を演出する。99分には Estoyaoff の突破から得た CK を繋ぎ最後はDario Rodriguez が全くのフリーで放ったヘッドは クロスバー を越えてしまった。 Uruguay はFW陣の高さやテクニックといった個人で打開できる能力を持つ選手が Australia はそういった選手は Harry Kewell 頼みでこの時間帯はそれがそのまま出ている。
100分にはMark Viduka と Dario Rodriguez が小競り合い。しかしここは注意だけに。その直後 Uruguaはまたも右サイドの Estoyaoffの突破から波状攻撃を仕掛けるが Australia も必死の守り。第1戦も同様であったが試合が終盤に入ると Uruguay に攻め込まれる場面が続いた。個人技で優る Uruguay FWに対応するのは数的優位や早い動きを保たねばならないが、スタミナ切れが起る終盤はピンチを招く場面も。しかしその直後 Kewell が左サイドを疾走、最後はDFが3人の係りで止める。102分には Emerton のミドルが炸裂するがわずかにクロスバーを越えた。延長後半の109分に、 Hiddink 監督は Skoko を Emerton に替えて投入。これで中盤のためが出来て Australia の攻勢が続く。113分は波状攻撃、115分は Skoko のミドルと惜しい場面が続く。一方の1ゴールを決めれば大きく1歩ワールドカップに近づく Uruguay も最後の力を振り絞る様に 116 分に Richard Morales がミドルを 117分には Estoyaoff がゴール前の混戦からヘッドで狙うが力なく GK Schwarzerが掴む。そして延長戦でも勝負はつかず、勝負はPK戦に委ねられた。ワールドカップの出場が PK 戦 で決まるなんて過去あったかしら?と記憶を巡らせるが…. だがここで PK 戦で勝敗と言うよりもワールドカップへの出場権を決めるのは本当に非情だ。PK戦の前に Australia の Schwarzer, Uruguay の Fabian Carini が抱き合ってお互いの健闘を誓い合う。だが若い Cariniには少し酷かな? Schwarzer は4年前から Australia Goal を守っている。 Australia は1人目 Harry Kewell が登場。この日は前半30分からの起用なので怪我で長期離脱からくるスタミナの心配は無いか?冷静に左隅に決める。一方の Uruguay はDario Rodriguez。右隅を狙ったライナーのショットは GK Schwarzer がストップ。第1戦から Schwarzer は本当に当たっている。 Australiaが以降 Neil, Vidmar と冷静に決めれば Uruguay も二人目 Gustabo Varela( 初戦はメンバー入りされず。 怪我のDiego Forlanの代わり第二戦に呼ばれた)、三人目 Estayanoff が決め、 Australia の4人目 Mark Vidukaが登場した。ここで決めれば Uruguay の4人目は外せない、かなり優位に立てる。しかし、タイミングを外して右隅をグラウンダーで狙ったシュートは右ポストの更に右を通過し外れてしまった。 86,000 人が詰め掛けたTelstar Stadium には静寂に包まれる。4年前の決定機を外した事がオーバーラップされるか?しかし、ここで再び Schwarzerが Zalaveta のショットを防ぎ、ワールドカップに王手を掛ける。5人目 は途中出場のJohn Aloisi Austrlia国民 2,000万人が見守る中、Carini の左側を破り、その瞬間4年前のリベンジを果たすと共に32年振りに再びドイツの地を踏む事に。 この試合と言うよりも Playoff の ヒーローは何と言っても GKのSchwarzerだろう。しかし献身的な守備を粘り強く続けた Lucas Neilも忘れてはならない。 そしてGuus Hiddink 1,2戦のスタメンの構成、交代選手の使い方は流石だった。そして恐らくこの試合を中継したであろう地元テレビ局 SBSに敬意を表すると共に昨年無くなった元 Socceroo の Johny=Warrenが存命ならと思えてならない。全ては積み重ねだ、その成果がこの試合であろう。 しかし、他国の結果にこんなに一喜一憂するなんえ私も典型的な日本人サッカーファンなのかもしれない。だが日本は既に本大会出場を決めている。恐らくこれを幸福というのだろう。最後にこの結果を報道した地元テレビ局のアナウンサーの言葉を引用して " Wellcome to Germany "