2002年秋、彼の著書 "Sheilas, wogs & poofters" を手にした。彼のサッカー人生と当時のオーストラリアのサッカー事情を描いた自叙伝でカンボジアで行われたイングランドワールド杯予選での北朝鮮戦の事、その試合に向けて準備らしい準備が行われず、予選敗退が決まってから何試合か遠征試合が組まれたりとか、以降8年に渡り悲願のワールド杯出場権を手にするまでの道程や70年代終盤、ニューヨークコスモスの親善試合を誘致した時の事やその試合の様相。そして所属クラブSt.George Budapestの一員として日本に遠征した時の事も書かれている。その以前にオーストラリア代表選手として対戦した日本代表のエース Kunishige=Kamamoto の名前が出てきたのには驚かされた。Sheilas とはオーストラリア英語の俗語で娘と言う意味。wogs, poofters とはある地域で白人を蔑称する意味である。それは当時オーストラリアにおいて全く人気の無かったサッカーで後ろ指を差されながら世界の舞台を目指した当時の様子が濃縮されている様に思う。読んでいて感じたのはJリーグ発足前の日本に類似していると言う事で、異なっているのは彼はワールド杯に出場し、日本はプロリーグ発足後にその悲願が達成されたという事だ。
また、Ray Baartz と言う Johnny Waren と共にワールド杯予選を戦い、遂に韓国を破って出場権を手にしながら直前のウルグアイとのテストマッチで頚動脈を負傷し、本大会に出場出来なかった、当時のマット=バスビー,マンチェスターユナイテッド監督から契約を熱望されながら故郷に残した母親一人を置いて George=Best,Denis=Law そして Bobby=Charlton とプレーできないとオーストラリアでのプレーを決めた選手の事を取材する記事を偶然目にした。 どこの国にもサッカーはある、欧州、南米のみでは無いと改めて認識した。彼らの意思を継いで今年 Socceroos が予選に臨む。
また、Ray Baartz と言う Johnny Waren と共にワールド杯予選を戦い、遂に韓国を破って出場権を手にしながら直前のウルグアイとのテストマッチで頚動脈を負傷し、本大会に出場出来なかった、当時のマット=バスビー,マンチェスターユナイテッド監督から契約を熱望されながら故郷に残した母親一人を置いて George=Best,Denis=Law そして Bobby=Charlton とプレーできないとオーストラリアでのプレーを決めた選手の事を取材する記事を偶然目にした。 どこの国にもサッカーはある、欧州、南米のみでは無いと改めて認識した。彼らの意思を継いで今年 Socceroos が予選に臨む。