3年目に突入し、関心が薄れつつあるウクライナ戦争。
EU・NATO諸国は、経済的に、軍事支援的に、"ウクライナ疲れ" が漂いはじめました。
米大統領選では、ウクライナから手を引けと叫ぶ、トランプの再選が、"もしトラ"から、"ほぼトラ"に変化しつつある、今日この頃。
何故か、不思議に、戦争を始めるは民主党政権で、終わらせるのは共和党政権。
民主主義とか、自由とか、奇麗ごとで開戦する民主党。戦争により、経済が、国が、疲弊して、実利的に、銭金的に停戦する共和党 ?
それでも、毎日、毎日、ウクライナでは、一般国民が、子供が、若者が、老人が、兵士が、爆撃で、ミサイルで、砲弾で、銃弾で、地雷で、負傷し、命を落としているのです。
ロシア側も当然、戦死者、負傷者はウクライナと同じか、それ以上かと思われます。
戦争は、兵力が拮抗していると、どちらも負けないし、どちらも勝てないし、いつまでも、いつまでも、殺し合いはつづきます。
NATO諸国の軍事支援は、ロシアを追い詰めるほどの軍事支援は行っていません。
ロシアもNATOも核保有国、互いに核兵器の使用は世界の破滅で、勝利者のない戦争となることが判っているのです。
核兵器の戦争抑止力は、核戦争への抑止力で、通常戦争の抑止力にはならない事が証明されました。
第二次大戦以降、これまでの戦争は、ほぼ非対称の戦争でした。今回の "ロシア対NATO" のウクライナ戦争が初めての、戦力が拮抗する、大国どうしの通常兵器での戦争。
世界は、いまだに、争い事の解決手段として、武力が物言う戦国の世。
即時停戦しかありません。戦況は、まさに膠着状態で、消耗戦で、死傷者が増え続けるだけで、何も解決しません。
そもそもです、ソ連邦崩壊後、旧ソ連邦の諸国が、EUに、NATOに、続々と加盟し、遂にロシアの隣国ウクライナにまで迫り、このままでは、次はロシア、と、プーチンは追い詰められ、そして、短期制圧できるとしてウクライナに侵攻を開始。
そもそもです、NATO諸国、特に英米は、プーチンを挑発して、ウクライナに侵攻させ、ロシアを侵略者として、民主主義の、自由の、敵として、経済制裁で世界から孤立させ、締め上げ、プーチン体制を、ロシアを、弱体化できると踏んでいたのでした。
世界は、ロシアへの経済制裁に参加しませんでした。参加したのは、NATO・米国と、その "手下的" な国だけでした。
どちらの思惑も外れたのです。ホントに、昔から言われるように、戦争は始めるのは容易いが、終わらせるのは、とても、とても、困難なのです。
そして、そして、戦争が、いつまでも、いつまでも、つづくことを願う戦争商人・武器商人の存在が、事をややこしくしているのです。
兎に角、戦争はヤメロ ! 子供たちを泣かすな ! 傷つけるな ! 殺すな !
正義の敵は、もう一つの正義。
日本は、どちらにも加担するな !
いろいろな国の、いろいろな立場の、いろいろな人々より、語られ始めた停戦条件案。
EU・NATOに加盟しない とする、ウクライナの "永世中立化" です。
問題は、非武装か、武装中立化です。
兎に角、武器をおき殺し合いを止め、停戦交渉です。
もう、それしかありません。
今年こそ、ウクライナに平和を !