錦織モンテカルロ大会・準々決勝

久しぶりに錦織選手の試合を観れました。ＡＴＰ1000のモナコ/モンテカルロ大会（クレーコート）の準々決勝で、Ｍ.チリッチ（ランク3位クロアチア）との対戦をＮＨＫＢＳ１で夜9時過ぎから放映してくれていました。

Ｍ.チリッチとは古い話になりますが一昨年の全米オープン決勝戦で負けた相手です。この時は錦織は伸び盛りでしたが、今回は手首の筋肉断裂という故障で長い休養後の復活戦で徐々に試合勘を取り戻してきている途上での戦いでした。

チリッチは右膝をテーピングしていて途中メディカルタイムアウトを取ったり完調とは言えません。一方錦織はファーストサーブを両足を開いたままで飛び上がるフォームに変えましたが、成功率が50％後半でサーブに問題がありました。65％以上に上げたい所です。前半は怪我でチリッチの力が入りにくいであろうバックを重点に攻めて成功していましたが、やがて回り込んでの強打で応酬するようになりました。後半はお互いコーナショットで点を取り合う試合になりました。しかし、錦織は右手首を時折気にしながらも、６－４、６－７、６－３のフルセットで勝ちました。ファーストサーブがもっと入っていたらもう少し楽に勝てたでしょう。

準決勝は伸び盛りの長身のＡ.ズべレフ（ランク4位ドイツ）です。この試合にもし勝てれば3位と4位に勝つことになるので、完全復活と言えるのではないでしょうか。