錦織選手がＡＴＰ１０００のカナダのモントリオール大会準決勝で、今まで０勝７敗で一度も勝てなかった、ナダル（ランク９位）に２－０で初めて勝ちました。
、前はランク１位だったナダルももう全盛期を過ぎた様でこのところ色んな大会でもあまり優勝していませんから、今の錦織なら勝てる状態だったのでしょうね。次は準決勝でアンディ・マレー（ランク３位）と戦う事になりました。
アンディ・マレーとの準決勝は１セットを３－６で落とすと、試合はここまででした。第２セット途中で相手にブレークされてからは、錦織選手はミスショットを連発しコーナーに入ったボールは立ったままで拾いに行かず、観客からはブーイングに近い声が聞こえました
。その結果一セットも取れず０－６で負けて、マレーには完敗となりました
。
今まで上位選手の試合を沢山見てきましたが、こういう戦意喪失した形で戦う選手はいませんでした。コートに立って試合が終わるのを待っているだけの錦織選手は余り見たくない姿でした
。全米に向けて、無理をせず試合を投げたとしたら観客や対戦相手のマレーに失礼になるのでは。きっと何かがあったのでしょう。しかし足が痛くなったなら途中でメディカルタイムアウトを取るなりすれば、観客にも異常が判ります。モチベーションを立て直して次回は頑張ってもらいたいものです。
（追記）
錦織選手はこの後すぐに行われるシンシナティの大会を欠場し休養するという話です。主催者側の発表では左臀部の負傷とのこと。やはり疲労困憊だったようです。プロですから、体調で勝てないと判った試合を無理に続けて身体をさらに傷めることはしないでしょうね。
