道具(器具・備品)というものは人の身体の延長線にあるものが多いです。ですから自分の身体と同じ様にメンテナンスが必要です。例えばの話、自転車は速く走る為に足の機能を補うものですね。靴は裸足を怪我等から守る為のものです。それらは人間のもつ機能を促進したり補ったり保護したりしてくれています。それらはメンテナンス(手入れ)をしてやらないと加速度的に劣化します。錆びる物なら油を足してやったり磨いたりします。泥が着けば洗い落とします。良く手入れをしてあげていると愛着も沸いてくるから不思議です。自分の為にどう役立ってくれているかを考えてみるとその大切さが判ります。このように自分の為に色々働いてくれている道具や備品は大切に扱わないといけないですね。
北海道の知床観光船の沈没事故の責任を問われて観光船会社の社長が逮捕されたという報道がされていました。随分時間をかけての逮捕となりましたが、社長の無責任によるもの以外に何か問題があったのでしょうか?
社長個人の責任を問うのは当然にしても、個人の責任を問うだけでなく、こういう自覚のない無責任な社長が経営する船舶会社の運航を日常的に認めていた監督官庁にも責任があるように思います。そこが審査や監督をしっかりやってくれていれば事前に防げた事故でないかと思われるのです。監督官庁にも責任があって処罰されたという報道を聞きませんし、個人だけの責任にして「社長がずさんであったから」で終わらせて貰いたくないですね。そうでないと今後我々は安心してこういう観光船に乗ることが出来なくなります。
最近、バイタリティというものを考えさせられます。バイタリティのある人は何事にも精力的で積極的に活動しています。逆にない人は家にこもりがちで何かをやろうとする気力もなく無為な生活を送っています。バイタリティは生命力と同じかと思うと、生まれつき身体が弱い人でも、大きなことを成し遂げた人もいます。すると体力だけではなく気力も関係してくる気がします。
つまりバイタリティがあるとは「体力」と「気力」のいずれかが優れていて精力的に活動出来ている状態の様に思います。普通は体力が優れない時は気力も出て来ないので、元気でいるにはこの体力と気力の双方が揃っている事が望まれますね。この二つが弱くなっていくと生命力(生きていく力)が弱まります。
気力は更に好奇心(強い関心)が必要不可欠です。何かをやるにはまず関心が無いと進みません。強い関心があると前に進む力も湧いてきます。其れには根気(辛抱する力)も必要になります。僕等は根気が無いので、何かを初めてもなかなか長く続きません((+_+))。根気というのは生まれつきもあるでしょうが、環境の中で育っていくもののようでもあります。どこで違ったのかすぐ下の弟は僕よりじっくりと飽きずに取り組む根気があります。
エアコンの温度を普段は27℃に設定しています。この夏はほとんど一日中つけている事が多かったです。ところが最近時々「エアコンを入れているのに暑いなぁ?」と感じる時があり、温度を見ると30℃になっています。「エアコンの温度センサーが調子が悪いのかも?」と思い購入したヤマダ電機に修理を依頼しました。メーカーに連絡して1週間後に修理担当者が来てくれました。
温度感知器でチェックしてくれて「エアコンから出てくる温度が通常より高いので、ガスが減っている可能性が高いです」という話でフロンガスを足してくれました。購入後13年ほど経っているので、ガスが減っているのは納得です。「出張費と作業費はいただくが、他はサービスでやらせてもらいます」という事で、修理が安くて済みました。その後は冷たい風が出てきて良く冷えるようになっているので、そこに問題があったようです。
来年あたり、マンションの4回目の外壁塗装をやるので大規模修繕委員会で業者選びを検討しています。最近はNETで何でも調べられるので、今まで3回やってもらっている業者の社長をNETで検索しました。すると「100年企業社長インタビュー」というのがあって出て来ました。老舗企業で4代目の若い社長のようです。その社長の話の中に「三方よし」という言葉が引用されていました。
「三方よし」は何処かで聞いた言葉だと思っていたら、家内が「高田郁の小説の商い世傳・金と銀に出てきたよ」と言うので思い出しました。近江商人の「自分よし」「相手よし」「世間よし」の三方が良いというのが商売では1番大事であるという商売哲学の事でした。ちなみに総合商社になった伊藤忠や丸紅もこの近江商人が発祥だそうです。
商売はまず自分が満足して、更に相手が満足して、ひいては世間(社会)に貢献して認めてくれるものでないといけないという理念の様です。考えれば当たり前の事ですが、具体的となるとなかなか難しく自分だけ儲ければ良いという商売をしている人もいるでしょう。なかでも「世間よし」となると簡単には行かないでしょうね。この社長もこの「三方よし」を経営の柱にして、倒産した会社を建て直したりして事業を拡げてきているそうでした。来週はマンションに来てもらって当マンションの修繕について話を聞いたり会社の現況を説明してもらったりすることになっているので愉しみです。
厚生労働省から「令和6年度からの後期高齢者の医療制度の見直し」という書類が送られてきました。それを読むと今回の見直しは急激な保険料増加を抑えて「後期高齢者の保険料」と「現役世代の支援金」の伸び率が同じになるように見直しをしたとあります。さらに後期高齢者が「出産一時金費用の一部を負担する」とあります。又この見直しは「現役世代の負担を抑えて保険制度を未来につないでいく」ともあります。それは結果的に年金生活をしている後期高齢者の負担が増えるという事になりはしないかと思います。
その資料の中には年金収入によって負担がどうなるかの表もあります。それを見ると年金受給者の総人数は約2000万人で、内訳は年収が153万以下の人が1220万人(61%)、153万~211万の人が240万人(12%)、211万以上が540万人(27%)となっています。これが本当なら(多分ウソは書けないでしょうから)73%の人が年金収入が211万円以下という事になります。また自分の年金額をこの表と比較して自分が世間の年金受給者の中でどのくらいの収入を得ているのかが大体わかる事にもなります。
この70%以上もいる年金が211万円以下しかない世帯の保険料を上げるのはおかしくないかと思います。細々と年金で生活している人を対象にせず、最近は年収が1000万以上ある現役世帯も世間には沢山いるようですから、保険料を上げるならそちらを中心に考えてもらい、少額所得者の年金生活者は除いてもらいたいものです。税収が足りないのであれば、かわりに今問題になっている使途不明金を沢山使っている国会議員に払っている税金を減らす工夫(人数を削減する)をすれば済む事ではないですかね。取る対象を間違えているのが腹立たしいですね。
いよいよ僕も身体に痛い箇所が出てきました。指を曲げると左手の第2関節が痛みます。関節の痛みで多いのは加齢によるものだそうですから、その年齢に入っていますからそうかも知れません。
「関節の痛みの原因」でNETで検索すると「リュウマチ」や「膠原病」などの可能性があるというのも出てきます。家内が「指の関節が痛いと言って整形外科にかかってもレントゲンを撮られて加齢ですと言われるのが関の山」だと言っていました。僕の祖母がリュウマチだったので痛みがひどくなったら病院にかからないといけないと思っていますが、リュウマチは遺伝するもんでしょうかね?。
高田郁原作の「あきない世傳」金と銀の全13巻をすべて読み終わりました。江戸時代の呉服商の仕組みや歌舞伎界や花柳界の仕組みを良く調べているのに感心しました。江戸時代の商家で主人公を取り巻く登場人物夫々が自分の立場を良くわきまえて行動しているのも好ましい印象を与えられます。この時代の四季折々の催しや風俗なども沢山描かれていて興味深い小説です。※⇒関心のある方NHK公式「あきない世傳」
主人公の幸がいろんな障害や事件に会いながらも知恵と工夫で呉服太物商「五十鈴屋」を次第に大きく繁盛店にしていく中で、そこで働く人々の人間模様が沢山描かれていて面白くてどんどん読み進み、気がついたら13巻すべて読み終わっていました。
次に続編で「契り橋(上)」と「幾代の鈴(下)」があります。この続編も主人公以外の重要な人物を中心にした話になっています。これも全部読み切るつもりです。以前にあきない世傳の最初の一部がテレビで連続時代劇として放映されましたが、続きもまた遠からず放映される気がしています。その時は必ず観たいと思っています。
株式市場が史上最高値を更新して、今年の賃上げ交渉は大手企業は満額回答とか。9割以上を占める数の多い中小企業はどこまでそれに近づけるのか大いに問題ですが、今迄になく高い賃上げをする会社も出てきているようです。世間はそんなに景気が良いとも思えないのに不思議な事です⁇。
先日、株の売却益に税金がかからないという「ニーサ」について証券会社に問い合わせました。ニーサ―の口座を開設してそこに購入した株式を入れてあれば、それを売却して利益が出た時には税金がかからないという仕組みだそうです。ですから単純にニーサ口座に入っていない手持ちの株が値上がりしていて売却して利益が出た時は従来通り税金がかかるそうです。もちろん手持ち株をニーサ口座に振り替える事も出来ないそうです。ニーサ口座を作ってから、そこに新しく買った株を入れれば対象になるそうですから株を買う人が増えたのかも知れません。ちなみに旧ニーサは自動的に新ニーサに変わるそうです。※関心のある方⇒「ニーサ―とは」
日曜日は朝の8時から関口宏の「サンデーモン二ング」を観ています。能登地震の現地住民の方が撮った地震が起きた時の生々しい映像が沢山報道されています。この映像を見ると阪神淡路大震災を想い出します。こういう大地震が起こるにつけて、よくこんな地震大国に原子力発電所を造ったなぁと思います。あの福島のメルトダウン大事故を考えてみても、日本のような火山帯の上に乗っている地震大国に原子力発電所を造った国の責任の重さを思います。政治家はこういう事を考えずに政策決定をやるんですね。目先の経済的利益を考えて、事故が起こった時の莫大な損失は「国民が負担するのだから」と考えているようにしか思えません。電力などエネルギーについては、脱炭素化時代を迎えているので、「風力」「水力」「地熱」「太陽光」等いくらでも新規代替えエネルギー方策があるので、そこをしっかり考えてもらいたいです。