鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1911~ポケトークS

2020-04-03 12:32:29 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ポケトークSです。

最新情報にはほとんど飛びつかない私ですが、話題の翻訳機・ポケトークSを買っちゃいました。
外国人と会話したいとか、外国旅行に行きたいとか、外国語を習得したいなどという考えは毛頭ありません。
ただ洋書をいかに楽に読むかを追求したところ、たどり着いたのがポケトークSだったのです。
主な機能には目もくれず、新たに搭載された「カメラ翻訳機能」だけを使うつもり。
原文を撮影するだけで翻訳してくれるとは、何て便利な機能でしょう。
他社の翻訳機にも搭載されていますが、翻訳精度を比較したHPで、他を圧倒していました。
当然長文もOK。
手元にあるのは、洋書と言っても小説ではなく図鑑や図録ばかりなので何ページにも渡る長文はそうそうありません。
図版に添えられた短い解説文がほとんどですから、翻訳精度はかなり高いのではないかと期待しました。
手元の洋書は10冊ちょっと。
中には1700年代の活字のまま復刻したものや、100年ほど前に発行されたため紙が黄ばんだものなど、カメラ翻訳には向かないかもしれない本もあります。
あれこれ試して、カメラ翻訳の使い勝手をチェックしようと思います。

手始めは「Cabinet of Natural Curiosities(セバの博物宝典)」。
裏表紙に英語・フランス語・ドイツ語の短文が並んでいます。
まずはピントを合わせて撮影し、続いて翻訳。
瞬時にすべてきれいな日本語に翻訳されました。
お見事!

次は「ブロッホの魚類図譜」。
「まえがき」らしきページを翻訳しました。
ページを平らにするのが難しく、何度も撮影をし直しました。
翻訳時間も1ページの翻訳ということで5秒以上かかかりました。
AIが見事に翻訳してくれることを期待しましたが、意味不明な訳文が多くてちょっとがっかりしました。
カメラの焦点がなかなかうまく合わなかったことも、翻訳結果に影響したかもしれません。
明らかに文字を読み間違えている箇所がありましたので、何度か撮影して一番良く撮れた画面で翻訳すると良いかもしれません。
でもとりあえず今回はテストなので、次に進みました。
意味不明な訳文が多いと書きましたが、撮影した「まえがき」らしきページが、本書を編集した方が書いたもので、ブロッホの生涯を紹介していることは理解できました。
7年前に購入し、図版だけを鑑賞した後は本書を開くことがありませんでしたが、ポケトークを試験的に使用しただけで、ブロッホが仲間と共同で図鑑制作をスタートし、晩年出張先で脳卒中で倒れたということも知ることができました。
現在のところ、不慣れな使い方でも書かれていることの半分くらいは理解できた、という印象です。
使い慣れるに従ってもっと読みやすくなりそうです。
ポケトークが「洋書を読む」という当初の目的を、納得できるレベルで実現できそうなことを知り、とても安心しました。

そこで本格的に読むことにしたのは「Beatrix Potter's ART」。
ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの画集です。
画集に生き物や風景の写実画がたっぷり掲載されていて、ただの絵本作家でないことは一目瞭然。
本書には、どんなことが書かれているのでしょうか?
「ブロッホの魚類図譜」で苦労した、ページを平らにする技と、カメラの焦点を合わせる技を工夫して、快適に読書したいものです。





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