粋なオヤジになりたくて

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東京グルメ紀行 - 麻布十番『エドヤ』

2008-07-11 | 首都圏グルメ
 
 休暇とした月曜日はつゆの中休みの快晴だった。ここは普段行けないランチのチャンスと昼過ぎに青山一丁目から徒歩で西麻布の三河屋に行ってみたのだが、13時15分だったもののタッチの差か終了の看板が。ならばとそのまま南へウォーキングを続行して、広尾に向かう。

 その昔娘が生まれた頃によく散歩した有栖川記念公園を通る。当時はうるさいほどカラスがたくさんいたのに、今はなんと静かなことか。この10年で都内のカラスはどこも激減したように思う。元麻布を抜けて麻布十番へ。


(失礼ながら空き家かと思った田能久)

 途中に元麻布の裏通りで見かけた蔦の絡まる家の玄関脇に書かれていたのは『すき焼き 田能久 』。これはあの加山雄三の若大将シリーズの実家の老舗のすき焼屋の名前ではないか。まさかねぇとしゃれと思ってあとで調べたら本当にすき焼きをやっているようだ。真に隠れ家という風情。

 前置きが長くなってしまったが、ここならまだ営業しているだろうとやってきたのが麻布十番の洋食のエドヤ。14時頃に入店。オープンキッチンのこじんまりしたレトロな店内には料理人が3人も。隣の女性が食べているオムライスも良さそうだったのだが、メンチカツをセットで注文。


(メンチカツの表面にはカリカリのチーズも) 


 セットにはビシソワーズ、ミニサラダがつく。何でもないようなサラダのドレッシングにも独特の隠し味がある。さてメインのメンチカツは予想よりかなり大ぶりだった。カリッとした衣のなかには肉汁たっぷりの肉がいただける。ライスには洋食屋としては珍しい野沢菜を刻みがつく。店独特の味にこだわりを感じた。値段はやや高いものの納得できる内容で計1785円也。


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