ニューヨーカーのスカーレットにとって4月21日のサタデーナイト・ライブでのホスト役は長年の夢だったに違いない。でもここまでやる?
コントのタイトルは『Kuato』。マンハッタンのとあるアパートで親しいカップル2組がホーム・ディナーを楽しんでいた。そのあとで1組のカップル『私達じつは。。。』と内訳話を切り出すのだが。。。
題材はシュワルツネッガーの映画を巧みに取り入れたものだ。『クアトー』は映画Total Recall に登場する奇形のエイリアンで火星のレジスタンスのリーダーだ。それが自分たちにも宿ってしまったと告白する奇想天外なお話。スカーレットはSMINT好きの醜いクアトーに扮してキモイ(=Gross)エイリアン・キャラの演技を楽しんでいるかのようだ。そしてとうとう最後にはその様子を見ていたもう一組のカップルが我慢できずに放水するように激しく吐いてしまうという日本のテレビでは絶対NGと思われるセンスのコント。
(Kuato Party ! と叫んで登場したスカーレット)
これを観ていてその昔、同じ番組で78年に観た別のコントを思い出した。ローマ時代に飽食の限りを尽くしていたローマ人は食べたあとに、トイレのような場所で鳥の羽などを口にいれていったん食べたものを吐いて、また別の食事を楽しんだ。その残された嘔吐物を桶に集めてあとで奴隷が食べるというこれも日本では考えられないセンスのコントだった。
Talk to the hand とはシュワルツネッガーがターミネーター3で言ったセリフで、今回は実際に手に耳をつけてしまったばかばかしさがミソ。
それにしてもなぜここまでやる? スカーレットよ、小生の夢を壊さないで。。。
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