最近、長期に渡るマンション・リフォームの過程のなかでやっと書斎にオーディオセットが復活した。学生時代から使っていたサブスピーカーのクライスラーCE-5aIIとかアーム、ターンテーブル、カートリッジとパーツを揃えて組み上げたLP Player。スピーカーコードは新しいものを買って、それらを苦労して繋げてやっと音がでた。まずはCDでは所有していないLPのみの音源を懐かしく聴いてみる。
久々に針を落としたのは1978年ECM録音のRichie Beirachのソロピアノ集Hubris。ジャケットにはSam Goody'sのステッカーが貼ってあるから米国出張中に購入したものらしい。当時はLPレコードが一枚7~9ドルの時代でした。彼の作品では断トツでEONが好き。チックコリアとの類似性もあるけれどコード進行とか転調の感じとかが独特でいいですよね。同年出張中にNYCまで足を延ばした際にたまたま聴いた彼のコンサートが想い出されます。
このECMのピアノの音がどこまで華麗に再現できるかが、これからの小生のオーディオ道楽の鍵でしょうね。