経堂でラーメン店と言えば、思い浮かぶのは北口ばかりだが、南口に同時期に3店が誕生したから驚きだ。『つけ麺 千兵衛』は農大通りを抜け城山通りをしばらく行ったところにある。おそらくこの店の前を行きかう人はそう多くはないだろう。そのうえ夜の営業は金曜土曜だけだ。思い扉を開けると狭い店内の入口脇にはど~んと製麺機。店主ひとりでやっているようだ。鍋の熱気の換気が間に合わずにエアコンはあまり効いていない。メニューはふたつしかないが、限定の味噌つけ麺を注文。800円也。やや高めの値段設定にやや期待も膨らむ。
(店名入りの食器を揃えています)
つけ麺専門店ゆえ、麺を水で〆て、更に氷水で〆てある歯応えのある自家製麺は小麦の味がしっかりしてうまい。味噌は予想に反して、甘くて辛い味付け。甘さは砂糖とタマネギのようだ。こんな味とは予想していなかっただけにうれしい誤算だな。
(2回目)
やはり経堂で新しくできた店ではココが一番だろう。(まだ行ってない店もあるが。)サービス券をもらったこともあって金曜日の夜に再訪。こんどは普通のつけ麺にサービスの味玉を選択。計700円也。他に客はいなかったが、店主はゆっくりとつくりはじめた。例によって自家製麺は冷たくしめられている。こちらも甘い味わい。背油と砂糖、それに魚粉のブレンド具合がよい。味玉も秀逸で、今回も期待を裏切らなかった。一味を足してスープ割で完食。
(今回はビミョーに量が多かったようだ)