農大通りを避けて一本裏通り沿いを歩くと、突き当たりに位置して、いやでも店内が覗けてしまうのが『福わらい』。人がいなさそうな機会をうかがっていたのだが、この日入店してみると客は小生ひとりだった。スタンダードを唄う女性ジャズヴォーカルが流れる店内は店主にバイト女性がふたりという体制。まずはとハートランドの生ビールを注文すると二種類のお通しが運ばれる。季節感のある冬瓜とかぼちゃの煮物と、酢がゴクゴク飲めちゃうくらいやさしい水だこの酢のもの。
メニューには刺身が並ぶが、盛り合わせが２人前となっていたので考えていると一人前の盛り合わせ作っていただけることになり注文。盛りつけもなかなか素晴らしい。ここで日本酒に切り替え。季節限定の『いたる』を注文。片口に好きな杯を選んでいただける嗜好です。
メニューには酒飲みの気になるひと手間かけたアテが並んでいるのだが、どれも高くはない。『新さんまのわた醤油漬け漬け焼き』を注文。それにしても酒飲みのツボを心得たネーミングですね。お酒は『新政六號』。
これで合計４１００円也。静かにじっくり飲める時に行きたい店。
