聖書あれこれ:7つのラッパとニガヨモギの星

 
 チェルノブイリに絡んで、「ニガヨモギの星」の言及によく出会う。

 「ニガヨモギの星」というのは、「ヨハネ黙示録」に登場する。第3の天使がラッパを吹くと、「ニガヨモギ」という名の燃える巨星が天から落ちてきて、川という川の3分の1を毒水にし、そのために多くの人が死んだ、というもの。
 ニガヨモギ(の近縁種)はウクライナ語で「チョルノブイリ(黒い草)」と呼ばれ、チェルノブイリ周辺に自生しているという。

 「ヨハネ黙示録」は使徒ヨハネが神から受けた啓示を記したもの。このうち天使が次々とラッパを吹く場面は、子羊(キリスト)が7つの封印の最後のものを解いたときに現われる。

 以下は「ヨハネ黙示録 8~11章」の備忘録。

 小羊が第7の封印を解くと、天は半時間ばかり静まった。
 神の前に7人の天使が立ち、7つのラッパが彼らに与えられた。別の天使が金の香炉を手に祭壇の前に立ち、その手から香煙が立ちのぼった。
 天使が香炉に祭壇の火を満たして地に投げつけると、多くの雷鳴、声、稲妻、地震が起こった。
 そこで7人の天使がラッパを吹いた。

 To be continued...

 画像は、デューラー「7つのラッパが天使たちに与えられた」。
  アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer, 1471-1528, German)

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