チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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母と面会

2022年11月10日 | 介護
母が入居している施設に面会専用棟ができてから、月に1回のペースで母と面会しています。
今日はその面会日でした。
日程を調整して、毎回弟と二人で行くようにしています。
私たちとしてはもっと回数を増やしたい所ですが、母はたった20分の面会時間でも疲れてしまうようなので、この頻度がちょうど良いのかなと思っています。
そして、母は今日、こんなことを言いました。

同じユニット(10部屋の個室が集まって1ユニット)の入居者さん達から羨ましがられて、ここに来たんだ、と。

弟と顔を見合わせ、「ああ、それぞれ事情があるだろうから家族が面会に来れない人もいるんだろうね。」と妙に納得してしまいました。
こういう機微を理解できているので、母の認知症はそれほど進んでいないと思いました。
人の名前も覚えているし、私が手紙で知らせた出来事も分かっています。
ただ、少し記憶にずれがあるようです。(昔の出来事を最近の事のように思っているなど)

それから最後には、
母:もう此処(施設)にも飽ぎだげんちょも、居るしかねえがらなぁ。
  いづまでこうして(生きて)いるもんだが、早く逝ぎでえなぁ。
  毎日こうして(と、手を合わせる)拝んでんだよ。
  逢いに来てくれてありがとない。うれしがった。