元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

旧伊藤伝右衛門邸に行ってきた。

2014-11-07 06:47:37 | その他
 福岡県飯塚市幸袋にある、旧伊藤伝右衛門邸に足を運んでみた。筑豊の石炭王と言われた伊藤伝右衛門が、大正時代中期から昭和初期にかけて造営したもので、彼自身の本邸でもある。言うまでもなく、この建物が一躍脚光を浴びたのは、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の副主人公である蓮子のモデルとなった柳原白蓮ゆかりの地であるからだ。

 すでに放映は終わっていたので、一頃の混雑は見られないだろうと思っていたのだが、日曜日だったこともあり予想に反してかなりの賑わいだった。特にドラマに関係の深い展示物が置いてある部屋は、満員電車並みの人だかりだ。



 それにしても、この屋敷は広い。さらにどの部屋も細部まで贅を尽くした意匠が施され、見て飽きることが無い。二階にある白蓮の居室は意外とこぢんまりしているが(それでも一般の家屋に比べれば相当大きな間取りだ)、日本庭園を一望でき、見晴らしは実に良い。

 その日本庭園だが、これも手の込んだ作りの美しい回遊式庭園で、国の名勝にも指定されている。まだ紅葉の季節ではなかったが、木々の葉が色付く頃には雅な姿を見せるのだろう。



 ついでに著名な菓子メーカーである千鳥屋の飯塚本店にも行ってみた。この店舗も昭和初期に作られた年季の入った建物で、二階の和室では千鳥屋が所有する黒田官兵衛ゆかりの品々が特別展示してある。まあ、これもテレビドラマの便乗企画なのだが、同社の創立者の財力を窺い知ることが出来る。

 なお、旧伊藤伝右衛門邸内の電話が置いてあったスペースには、千鳥屋のチラシが貼ってあったそうで、昔からこの地域の人々に和菓子類が親しまれてきたことが分かる(“ひよこ”でお馴染みの吉野堂も飯塚が発祥の地だ)。久々に千鳥饅頭を買って帰ってしまった(まあ、福岡市内でも買えるのだが ^^;)。

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