ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【Nゲージ】KATO 飯田線シリーズ 旧形国電"直行編成"製品化予定

2016年03月12日 | 鉄道模型 Nゲージ


〔 クハユニ56002、クモハ54117[静ママ] : 821M、625M 飯田線 豊橋 1981.11.14 〕(再掲)

とどまるところを知らないKATOの飯田線シリーズです。2016年7月発売予定品に、2つの旧形国電編成が案内されました。
その編成は、以下の通りです。

 クハユニ56002 + クモハ50002 + クモハ54002
 クハニ67905 + クモハ61004

案内ポスターには、”直行編成”との表現がありますが、荷物合造車を含む編成を指しているようです。あまりピンと来ませんが・・・。


〔 クハユニ56002 : 236M 飯田線 辰野 1983.04.26 〕

1978年の運用表を見ると、クハユニ56を含む3連は、豊橋機関区所属で豊橋-辰野の飯田線全区間と中央東線上諏訪までの運用がありました。区間運用も含まれますが、列車番号122*Mの”直行”運用も担っていましたので”直行編成”も間違いではないようです。
一方、クハニ67を含む2連は、伊那松島機関区所属で、平岡-辰野間の運用です。クハニ67が北部の印象であるのは、このためでしょう。
時代によっても運用範囲は違うとは思いますが、取ってつけたような言葉に今ひとつ馴染めません。


〔 クハユニ56002 : 236M 飯田線 辰野 1983.04.26 〕

クハユニ56002は、以前発売された クハユニ56011とは出自を異にしており、窓配置などに違いがあります。また、製造年次からノーシル・ノーヘッダーの車体となります。
運転台窓は、Hゴム化後の姿となるのか、興味のあるところです。

編成を組む クモハ54002 は、KATO飯田線シリーズでは初の正調51系です。すなわち、製造当初から3扉セミクロスシート、客扉間窓6枚の仕様です。


〔 クモハ54002+クハ47104 : 1230M 飯田線 辰野 1981.11.14 〕(再掲)

殊に、クモハ54001と54002はクモハ51として製造する予定がモーター出力の増強でクモハ54となったもので、後のクモハ54と異なるリベット付きの車体です。


〔 クモハ54002 : 1230M 飯田線 辰野 1981.11.14 〕(再掲)

3両編成の中間に入るのが、クモハ50002 です。1978年に廃車されていますので、撮影の機会はありませんでした。
クモハ50 は、2扉クロスシートのモハ43を出力増強したクモハ53を3扉セミクロスシート化した車輌で、横須賀線時代の改造です。前に発売された クモハ51200と経緯は似ており、車体改造は同様です。
クモハ50008が1983年まで現役でしたので、再掲となりますが撮影の記録があります。 



〔 クモハ50008他 : 247M 飯田線 飯島-田切 1983.04.26 〕(再掲)

正面だけを見れば クモハ43と変わりはなく、幌枠は撤去されたものの武骨な表情には惹かれるものがあります。惜しむらくはパンタグラフがPS11ではなく、PS13に換装されたことでしょうか。
この時は、最後尾に合いの子 クモハ53007が連結されていましたので、迷わずそちらに乗車しました。

さて、もう一方の編成ですが、クハニ67は1978年に飯田線の全3両が廃車されて末期までは残りませんでした。
クモハ61は3両が残り、両運転台を活かして予備車となることが多かった車輌です。普段はクハユニ56と組むことが多く、そのためかクハユニ56の連結相手は他の編成に比べて変わることが多かったようです。
部分的な撮影はあるのですが、まともな記録はありませんでした。

これだけの車輌が製品化されるとアレもコレもと期待も膨らみます。飯田線旧形国電に思い入れのある車輌は多く、長く続くシリーズとしてゆっくり楽しみたいものです。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(28)~自作架線柱を仮置き~

2016年03月11日 | 鉄道模型 Nゲージ


(自作した架線柱を仮設置)

駅構内に架かる架線柱を自作しました。
まだ細部の仕上げが残っていますが、適合具合を見るためにモジュールに仮置きしてみました。


(市販品とは違う雰囲気)

プラ製の市販品とは趣を異にします。
真鍮アングル材をハンダ付けした甲斐はありそうです。


(細部の仕上げはこれから)

柱が少し傾いていますが、まだ固定していませんので問題ありません。


(架線柱が並ぶ様子を見る)

奥の架線柱は高さが合っていませんが、並んでいる様子は電化路線であることを表現できたように思います。
柱は真鍮パイプを使っており、この後に照明を組み込む予定で準備を進めています。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(27)~夜景のテスト~

2016年03月07日 | 鉄道模型 Nゲージ


(夜の駅)

周りを暗くして夜景を演出してみました。
LEDは白色と電球色を使い分けています。


(駅の待合室)

待合室には木造の椅子を置いています。
事務室側には駅員の姿が見えます。


(LEDで十分な明るさを確保)

赤く光るのは先日設置した信号機です。
ホーム上にも照明を付けないとバランスがよくありませんが、いろいろ悩んでいます。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(26)~洗い場と「防火用水」のドラム缶~

2016年03月06日 | 鉄道模型 Nゲージ


(モジュールに設置した駅本屋)

駅本屋は既にモジュール上に設置してライトも点灯できる状態にあります。
建物の周辺はまだ寂しいので、小物を準備してゆきます。


(洗い場)

出入り口横に洗い場を置きました。ホースを掛けると、それらしく見えます。


(防火用水)

ドラム缶利用の防火用水は、上部に取っ手を付け足しました。

まだまだ多くの作業が残っています。ピッチを上げてゆかなければいけません。

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【Nゲージ】KATO 飯田線 クモハ51200+クハ47102 試運転

2016年03月03日 | 鉄道模型 Nゲージ


(レイアウトで試運転)

Nゲージ車輌KATO飯田線旧国シリーズ最新作(2016年3月現在)の クモハ51200+クハ47102 です。動力とライトをチェックするべく試運転を行いました。


(快調に走行)

相変わらずの安定した走りっぷりです。
改造目的も兼ねて複数セットを入手していますが、どれも問題は見られません。



(先行発売の クモハユニ64000+クハ68412 の編成と並ぶ)

クモハ51200 と クハ47102 は元は関西の東海道本線(京阪神)用として登場した同系の制御電動車の モハ43(後のクモハ43)と制御車の クハ58(後のクハ47形100代)です。モハ43は横須賀線での活躍時に一部が3扉化や出力アップ改造されています。
クハ58 も横須賀線に転属した車輌がありますが、その期間は モハ43 に比べて短いものでした。モハ43 が17m級制御電動車モハ14形の置き換え目的に横須賀線に入ったのに対し、制御車は32系のクハ47形0代やサハ48改造のクハ47形50代があって20m級制御車は足りていたのかもしれません。


(実物では出会いの無かった クハ47102 と クモハユニ64000 のスカ色)

1978年に現役を退いた クハ47102 と入れ替わりで飯田線に入線した クモハユニ64000 ですが、クモハユニ64000 は暫くの間は茶色(ぶどう色)塗装でしたので、模型ならではの並びということになります。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(25)~勾配標と曲線標~

2016年02月29日 | 鉄道模型 Nゲージ


(勾配標)

自作の勾配標をモジュール上に設置しました。
エアブラシで若干のウェザリングを施してあります。


(曲線標)

曲線標はプラ棒からの削り出しです。
数字は車体用のインレタからそれらしく転写しています。実際の半径とは関係ありません。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(24)~信号機の設置~

2016年02月28日 | 鉄道模型 Nゲージ


(モジュール上に出発信号機を設置)

組み立てた信号機を設置しました。
φ1.1mmの真鍮パイプに被膜配線を通して、チップLEDで赤と緑の点灯を可能にしています。


(梯子はエッチングのパーツを利用)

信号機本体の梯子以外はすべて自作です。チップLEDの組込みは細かい作業で神経を遣いました。
リレーボックスはグリーンマックスのキットを組み立てたものです。


(赤と緑の点灯状態)

信号機の切替えは手動です。
照明用のコントローラーは三端子レギュレーターを使って12Vの安定化電源を作り、給電しています。モジュールの下部に抵抗などを組み込んでいます。


(出発を待つ列車)

遮光が十分でなく、光が漏れるところがあります。修正した方がよさそうですが、取り敢えずはこのままの状態としています。


(裏側から)

配線はうまく隠せたようです。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(23)~変圧柱~

2016年02月21日 | 鉄道模型 Nゲージ


(グリーンマックスのキットを小加工した変圧柱)

駅構内に変圧柱を置きました。グリーンマックスのキットを加工しています。
トランスの台座は板の厚さが大きすぎると思い、作り直すことにしました。
滑り止めが施された鉄板をどうしようかと考えていたところ、秋葉原のホビーショップで使えそうな品を見つけました。

エッチングで表現された滑り止めは、Nゲージスケールでもそれほど違和感なく使えそうです。
これを切り出して黒く塗装し、ウェザリングを施して使ってみました。

変圧柱はコンクリート製を表現し、グレーに塗っています。鉄材部分と塗り分けてみたのですが、近い色であったためか目立ちません。
碍子部分に白を筆で差し、船舶模型などで使われる線材を瞬間接着剤で固定しました。


(駅トイレの横に設置)

建てる位置はいろいろ悩んだ末、トイレの隣に置くこととしました。

実物の考証が十分ではなく、配線がどうなっているのか分かりません。
架線柱に付属する高圧線3本から変圧器を通して駅構内の設備や照明などに使われるものと思いますが、グリーンマックス製キットのトランス周りの碍子は7個あり、取り敢えず上下を結んでいます。
各トランスには3本の高圧線から2本を取るように配線されるものと思いますが、あまり細部には拘らずに作ってみました。

架線柱の方は、まだ仮の設置です。
ホーム上の小物も準備ができており、架線柱の組立が終われば設置を進めてゆきたいと思います。

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【Nゲージ】KATO 飯田線 クモハ51200+クハ47102

2016年02月20日 | 鉄道模型 Nゲージ


(飯田線旧形国電シリーズ クモハ51200、クハ47102)

先日のクモハユニ64000他に続いて発売されたのは、42系を出自とする クモハ51200、クハ47102 のペアです。


(パッケージ)

毎度お馴染みとなった紙ケースに収められています。





(クモハ51200)

クモハ51200 は、42系モハ43(後にクモハ43)を横須賀線のラッシュに対応させるために3扉化してクモハ51に編入された車輌です。同形のクモハ50は出力アップした車輌で、これも横須賀線から飯田線に入っています。
製品は、3扉化された車体がよく表現されています。増設された客用ドアの窓がHゴム化されていたり、リベットが一部なくなっていたりする箇所も再現されています。





(クハ47102)

20m級2扉制御車がクハ47に形式統一された際、42系クハ58はクハ47の100番代となりました。
飯田線には数両が配置されていましたが、1978年の流電引退とともにほとんどが廃車され、クハ47104だけが1983年まで残りました。クハ47104は先頭の幌枠が撤去されていましたので、今回製品化されたクハ47102とは趣を異にします。


これまでの飯田線旧形国電シリーズ同様、とてもよく出来ています。


飯田線シリーズとしては、次回は急行型165系が案内されています。
「こまがね」「伊那」と所属区の違う車輌がどこまで再現されるか、今から楽しみです。

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【Nゲージ】モジュールレイアウトを作る(22)~二灯式信号機と架線柱の自作~

2016年02月16日 | 鉄道模型 Nゲージ

鉄道関係のアクセサリーを作っています。


(二灯式信号機)

信号機は駅構内の出発信号機として二灯式を2つ作ります。
信号灯の庇は、外径1.5mm内径1.0mmの真鍮パイプを整形して作ります。プラ板に穴をあけて庇を通し、チップLEDを収めて信号灯本体としました。
φ1.1mmの真鍮パイプを支柱として、LEDの配線(リード線3本)を通し、塗装した信号灯部分を瞬間接着剤で固定しました。
点検用梯子は「こばる」のエッチング製梯子セットを利用します。

架線柱はφ2.0mmの真鍮パイプに0.8mm真鍮アングル材で組んだビームを取り付けます。


(架線柱を自作)

駅構内に設置する架線柱は、照明を組み込むために柱にパイプを使っています。


(ハンダ付けして組んだビーム部分)

アングル材のビームには、市販の架線柱から切り出したトロリー線の支え用金具部分を接着し、塗装しました。
写真は塗装前後の比較です。

いろいろと小物を作っていますが、そろそろモジュール上に設置していきたいと思っています。

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