HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

バウハウス・デッサウ展

2008-06-19 23:35:21 | ☆ART☆
東京藝術大学大学美術館で開催されている
「バウハウス・デッサウ展」に行ってきました。





BAUHAUS(バウハウス)は、
当時の芸術やデザイン、建築など多様な分野で活躍していた
一流のアーティストたちが教鞭をふるった造型芸術学校で
1919年にドイツ・ヴァイマールで誕生しました。

芸術と技術の新たな統一を目指し設立され、
その後、デッサウ、ベルリンと移転した後
ナチスによって閉校に追い込まれました。
その間、わずか15年。


なのに、その影響力たるや絶大なものがありますよね。
「デザイン」と名のつく場や物にあって、
バウハウスの名が挙がらないことはありません。

バウハウスって何?
デザイン・プロダクツって何?
ずっとずっと、疑問だったこと。

この展示会を見て
「あー、なるほど!」と全てがクリアになったわけではないけれど、
ぼんやりとその姿は見えたように感じます。





でも、インダストリアルデザインに囲まれ
それが当然のように存在する現在にあっては、
バウハウスが設立されたことの斬新さや驚きは、
本当の意味で理解することは難しいのではないかな、
なんて思ってしまいます。
“デザインのない世界”ってどんな感じなの??
と逆に興味がわいたりします。


「BAUHAUS(建築の家)」という名前の通り、
バウハウスの最終目標は建築であり、
最もバウハウスの実験精神と理念が凝縮されている
と言っても過言ではないそう。

この展示会でも、第三部の「建築」が
わたしにとってはいちばんおもしろかったです。
初代校長ヴァルター・グロピウス自らが設計した
デッサウ校舎の校長室が
実物大で再現されているんですよ!


いつも自分が当たり前のようにいる場所や
何気なく使っているものたちのルーツを、
ほんの少し垣間見れた気がした展示会でした。



「バウハウス・デッサウ展」
東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)
会期:2008年4月26日(土)~7月21日(月・祝)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。