アンヂェラス

浅草オレンジ通りにある喫茶店「アンヂェラス」

東郷青児や手塚治、池波正太郎も通ったという老舗です。





どっしりした店構えが時代を感じさせます。
懐かしい気持ちになりますね。





店内に入ると、もっともっとレトロ感が増します。
ピンクの公衆電話、昔ながらのショーケース、
店員さんの制服に至るまで、全てレトロ。

ショーケースにならんでいるケーキももちろん
昭和の香り漂うケーキばかり。





看板メニューの、ダッチコーヒー。


わたしが初めてダッチコーヒー（水出しコーヒー）を知ったのは
軽井沢の「旦念亭」でした。
このダッチコーヒー発祥のお店が、
ここ「アンヂェラス」なんですって。

５時間かけてドリップされるコーヒーは
雑味がなくあっさりとしていながら深い味わい。





アンヂェラス


お店と同じ名前のこのケーキは、
チョコレートとホワイトの２種類。

バタークリームを生地で巻き、
チョコレートのコーティングがされています。






リングシュー


シュークリームには目がないです・・・
甘さ控えめの生クリームと、
その下にはぷるんとした食感のカスタード。



新聞をひろげながらコーヒーを飲むおじさんや、
何かの集まり帰りのすこしおしゃれをしたおばちゃんグループ。
浅草ガイドを読んでいる若いカップル。

思い思いにのどかな昼下がりを過ごしている様子が、
何ともほほえましく目に映ります。
「ここにしかない空間」がアンヂェラスにはあるのでしょう。
これからもずっと、
こんなうららかな午後がこの場所で
繰り返されていくことを願うばかりです。