江國香織さんの
『スイートリトルライズ』を読みました。
本の帯にはこんな台詞が。
「恋をしているの。
本当は夫だけを愛したいのに。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/94/cd069d7c82af0d4e10c6dc6910a6ca6a.jpg)
これは、ある一組の夫婦の物語。
この本を読んでいると、
一見穏やかなのに、ひどく息苦しさを感じるの。
閉じこめられた、空間。
張り巡らされた、見えない壁、っていうのかな・・・
夫婦それぞれに別に“愛しい”人がいて、
それでもお互いに嫌いなわけではなくて一緒にいる。
なんだか、不思議だけど、
きっと「稀なこと」ではないような気もするな・・・
それは、とっても、さみしいことだけど。
妻と、その夫ではないすきな人との間で、
こんな会話があって。
私はあなたに絶対に嘘をつけない。
あなたも私に嘘をついてくれないもの。
なぜ嘘をつけないか知ってる?
人は守りたいものに嘘をつくの。
あるいは守ろうとするものに。
一体、守りたいものは大切なもの、なのかしら???
守らなくていいもの、は大切ではないのかしら???
考えれば考えるほど、
わたしの頭の中は混乱するばかりです☆
昔、ある人に、
みんな、ずっと、恋をしてきて、
結婚したからって、
恋をすることをやめることができるのかしら。
って、尋ねてみたことがある。
その時は、ぴしゃりとこう言われた。
「人間には、理性ってもんがあるんだ」
でも、その理性って、
あまりにも簡単に、するりと抜け落ちてしまうことに、
きっと、みんな、気付いている。
これも、とっても、さみしいことだけど。
ずっと、ひとりの人に、
恋ができたらいいのに。
『物語は一度だけだから美しいんだよ。人生と同じだと思う』
その、一度きりの物語。
後悔しないように。
思い残すことができるだけ少ないように。
これからも、生きていかれますように。
『スイートリトルライズ』を読みました。
本の帯にはこんな台詞が。
「恋をしているの。
本当は夫だけを愛したいのに。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/94/cd069d7c82af0d4e10c6dc6910a6ca6a.jpg)
これは、ある一組の夫婦の物語。
この本を読んでいると、
一見穏やかなのに、ひどく息苦しさを感じるの。
閉じこめられた、空間。
張り巡らされた、見えない壁、っていうのかな・・・
夫婦それぞれに別に“愛しい”人がいて、
それでもお互いに嫌いなわけではなくて一緒にいる。
なんだか、不思議だけど、
きっと「稀なこと」ではないような気もするな・・・
それは、とっても、さみしいことだけど。
妻と、その夫ではないすきな人との間で、
こんな会話があって。
私はあなたに絶対に嘘をつけない。
あなたも私に嘘をついてくれないもの。
なぜ嘘をつけないか知ってる?
人は守りたいものに嘘をつくの。
あるいは守ろうとするものに。
一体、守りたいものは大切なもの、なのかしら???
守らなくていいもの、は大切ではないのかしら???
考えれば考えるほど、
わたしの頭の中は混乱するばかりです☆
昔、ある人に、
みんな、ずっと、恋をしてきて、
結婚したからって、
恋をすることをやめることができるのかしら。
って、尋ねてみたことがある。
その時は、ぴしゃりとこう言われた。
「人間には、理性ってもんがあるんだ」
でも、その理性って、
あまりにも簡単に、するりと抜け落ちてしまうことに、
きっと、みんな、気付いている。
これも、とっても、さみしいことだけど。
ずっと、ひとりの人に、
恋ができたらいいのに。
『物語は一度だけだから美しいんだよ。人生と同じだと思う』
その、一度きりの物語。
後悔しないように。
思い残すことができるだけ少ないように。
これからも、生きていかれますように。
今は池田晶子さんの『人生のほんとう』(トランスビュー)を読み終えたばかりです。
池田さんの著書はいつも私にとって目からウロコで、今回もいろいろぐるぐると考えてみたり、ふっと空に飛ばしてみたり…。
最後のほうにこんな箇所が出てきます。
「なるようになるし、ならないようにはならないんですね。
各自が自分に善いことだけをする、自分さえよければいいという構えさえ崩さなければ、何があっても大丈夫だと思います。
他人や社会を気にしない、惑わされないということです」
ここだけ引き抜くと、えっ?思われるかもしれませんが、
お時間があれば、ぜひ最初からこの本を読んでみてください。人生の意味、自己性の謎、人生とはなにか?と興味深い内容ばかりです。
この手の本は読んでも、人にはあまり紹介しないのですが、
なぜかCHACOさんにはと思いました。
ほんとうにいつもありがとうございます。
おすすめくださった本、ぜひ読んでみたいと思います。
本との出会いは、人との出会いと一緒で、
時々運命を感じずにはいられない瞬間があります。
そして、いままでのことを思い返してみても、
本に助けられたことって、とても多いです。
辛いときや、淋しいときや、迷ったとき。
そっと道筋を示してくれるような本との出会いには、
こころから運命を感じます。
わたしは、わたしとしてしか、
人生を生きることができないけれど、
物語の中には“わたしでない人生”が詰まっていて、
それに触れることで多くを学んでいくのかも知れません。
マドレーヌさんのおすすめの本でしたら、
片っ端から読みますので(笑)
「おすすめ本」を紹介くださると嬉しいです。
・・・・・・
「言いまつがい」をねらっていたという
娘さんとも話が合いそうです!!!笑
>マドレーヌさんのおすすめの本でしたら、
片っ端から読みますので(笑)
「おすすめ本」を紹介くださると嬉しいです。
とても嬉しいです。
前にもご紹介したことがあるかもしれませんが、
オンライン書店ビーケーワンの書評に
同じくマドレーヌの名前で投稿しています。
良かったら、そちらも見てくださいね。
今、120冊くらい紹介しています。
早速チェックしてみます!
どんな本が紹介されているのかたのしみです♪