HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

金刀比羅宮(香川県/琴平町)

2013-05-17 07:07:03 | ♪TRAVEL♪
こんぴらさん、とご紹介したほうがわかりやすいかしら。

全国の金刀比羅神社の総本宮である、
金刀比羅宮に行きました。





金刀比羅宮は長く続く賛同の石段が有名で、
奥社までのぼると1368段あるのだそうで。

まずは、門前町で英気をやしなうための
しょうゆのアイスクリーム。笑
(うどん屋さん、3件まわったすぐ後ですけど…)





おねえさん、おねえさん、
と声をかける名物おばあちゃんがいらっしゃる「虎屋そば」は、
創業300年を超える元老舗旅館。

かつては、皇室御用達の宿だったのですって。
風情と風格があって、とても素敵です。





まずは、旧金毘羅大芝居へ。

ここが予想以上に楽しくてついつい長居をしてしまい、
この後まわる予定だった2件のうどん屋さんは
もち越しとなりました。
(5件まわりきれなかった理由は、これ!笑)





わたしがうかがったのは、
今年の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が終わって間もなく。

四代目市川猿之助の襲名披露だったので、
のぼり旗がたっていました。





こんぴら歌舞伎は、毎年1回だけ。

そのため、チケットはいつも数時間で完売してしまうそうです。

わたしも一度でいいからこの芝居小屋で歌舞伎を見てみたい…
と思うものの、
かなりハードルが高そう。





旧金毘羅芝居は、別名「金丸座」と呼ばれる
現存では日本最古の芝居小屋。

国の重要文化財に指定されています。





勘三郎さんが歩いただろう花道!
それだけで興奮!!笑

1835年(天保6年)に着工したこの芝居小屋は、
その翌年完成して、
もとあった市街地からこの場所に移築されたのは、
1976年のこと。

移築にも4年の歳月がかかったのですって。





顔見世提灯がとてもかっこよかった。

それぞれの家紋のデザインが何とも言えず素敵で、
日本人らしい「美意識」みたいなものを改めて感じたし、
大切にしたいと思いました。





舞台から観客席を見てみる。

ここにお客さんがぎっしりと入った景色を見ながら、
役者さんは演じるのだな、なんてしばし妄想を。笑

金丸座がこの場所に移築されたときに、
二代目 中村吉右衛門さんと
当時五代目 中村勘九郎さん(のちの十八代目 中村勘三郎さん)が
テレビ番組の企画でいらっしゃって、

ぜひここで歌舞伎を上演したいと熱望されたことが
こんぴら歌舞伎のはじまり(復活、というのかな)。

入口にあった今までの公演記録を拝見すると、
名だたる役者さんが毎年演じていらっしゃることが分かります。





2003年の「平成の大修復」では、
耐震性の強化などとともに
江戸時代のころのふたつの仕掛が復元されました。

こちらは、舞台下にある舞台を回す仕掛です。

全て、人の手で行う仕掛なので、
お芝居当日はかなりの数のボランティアさんが参加なさるそうです。

スタッフの方が芝居小屋についての説明をしてくださるので、
見学するのもわかりやすくてとても楽しいです。

…で、ついつい長居を。





やっと、金刀比羅宮に向かいますよー。

金刀比羅宮は、海上交通の守り神。

しつこいようですが、
本殿までは1368段の石段をのぼらねばなりません。





うわー。すごい階段が続いてるんですけどー!!
これだけのぼっても、まだ先がある…笑

でも、このために、
(正しくは、かこつけて)
コンバースのジャックパーセルを買ったのだし、
がんばって本殿までのぼりますよー。





神社やお寺の空気って、
やっぱり少し違う気がします。

清々しくて、澄んでいて。
リフレッシュできますね。





お天気も良かったので、すごく気持ちがよかった!

途中には、資生堂パーラーの「神椿」があるので、
こちらで休憩するのもいいですね。
わたしは予定時間がおしていたので、あえなく断念。

パフェがおいしいそうですよ。





1368段をのぼりきり、やっと本殿に着きました!
かなり、へろへろ。笑





金刀比羅宮って、
伝統的な美しさとモダンなかっこよさが
うまく融合されているイメージ。

どなたかがデザインされているのかな。
お守りとかね、
ついつい欲しくなってしまうものが多いです。





見下ろす景色も素晴らしくて、少し回復。

東京で見下ろす景色と言ったら、
立ち並ぶ高層ビルや絶え間なく車の流れる高速道路…

時にはそれも素敵だけれど、
少なくとも癒されはしないからなぁ。

1368段、がんばってよかった!





おみくじも、ひいてみた!
(大吉だった!)





おみくじは、この犬の親子の、





背中から、ひきます!笑

江戸時代、東日本からこんぴらさんへの道のりは遠く、
本人に代わって旅慣れた人が
代理で参拝に行くことがあり、
これを「代参」と言ったのだそうです。

その「代参」は“人”だけではなく、
「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた
犬が務めることもあったんですって。

このようにこんぴらさんにたどり着いた犬は、
「こんぴら狗」と呼ばれ、
今ではこんぴらさんイメージキャラクターを務めています。笑

「こんぴら狗」のお守りがかわいくて、
ついつい買ってしまいましたから。





その清々しさに、深呼吸したくなります。

ここには、やっぱり神様がいるんだなぁ。
…日本には、八百万の神がいるので、
きっといろいろな場所にいらっしゃるのですけど、ね。





門前町まで下りて、糖分補給。
塩クリーム大福!

明らかに、補給過多ですが…

瀬戸内海という場所柄、
塩スイーツもいろいろあるのですねー。


ほっとするのもつかの間、
次の目的地へ向かいます。

わたしの旅行はいつも予定がてんこ盛り。

たまにはのんびりした旅行をしたいな、と思うのだけど、
好奇心のほうが勝ってしまって、
予定をたんまり詰めてしまいます。

「時間が足りない」
が、旅行中のわたしの頻出ワードです…笑



金刀比羅宮
香川県仲多度郡琴平町892-1
0877-75-2121




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