昨日の日経新聞夕刊7面の記事。
「忙しい社会人の学習術」ということで、ある意味、勉強法といえるのかもしれない。で、この記事は「通信教育を手掛けるユーキャン(東京・新宿)の講座企画1部部長」の話から始まるのである。
ユーキャンの部長曰く「いつか役立つだろうといった曖昧な動機だと長続きしにくい」らしい。そして、「キャリアアップの目標は例えば2年以内に海外駐在をする、宅建の資格を取って転職するなど具体的に決めることが大切」とも書かれている・・・
うっ、「2年で駐在」とか「宅建で転職」ですか・・・正直、勤務先で「入社2年目で海外赴任」って話あります?あるいは、「宅建で転職」って、合格率17.5%で年3万人超の合格者が生まれる「比較的容易な試験」に合格することで、何に転職するのだろう?そう悲観的に考えるのは私だけだろうか。
とはいえ、この新聞記事によれば、「目標・時間・自己」の「3つを管理」することが肝要らしい。
始める前に
①目標を決める
・勉強や資格取得の目的を具体的にする
・目標を達成した自分を想像し「心が躍るか」をチェック
②2つの締め切りを決める
・始める時期と目標達成の時期の2つを設定
③計画を複数用意する
・予定より遅れたり、勉強が中断したりした場合も想定する
始めたら
①最小限の努力で目標達成を目指す
・時間のある学生時代とは違うと認識
・資格取得なら合格に必要な得点だけを目指す
②工夫して時間をつくる
・通勤や家事など「すきま時間」を活用
・「まとまった時間」は好きなこととセットにして捻出
③やる気はこう維持
・やるべきことを細かく分け、小さな成功を積み重ねる
・できたことに目を向け、自分をほめる
・アメとムチを使い分ける
さて、どうだろう?これで資格や語学を修得できそうだろうか。「達成、具体的にイメージ」「完璧を求めず、効率優先」という見出しも躍る。
まあ、これでできる人もいるだろうが、できない人が9割超と断言することができる。そう、独学による自学自習はそれほど困難極まりないものなのである。
私が資格(職業資格)を取得できた理由は「日本一」を目指したからである。日本一を目指したおかげで、それなりに日本一に近づくことができた。日本百ぐらいにはなっているのではないだろうか。また、資格で論文を書き、教育学修士にもなっている。一方、語学についても、英語・中国語・韓国語と、片言ぐらいなら話せるし、極短期ではあるが、中国でも働いていた。
今は学位(教育資格)に特化しており、いつの間にか学位の数は19である。これも、日本一は無理でも、日本十ぐらいにはなっているのではないかと感じている。
では、このレベルに達するために、ユーキャンのごとくであったかというと、そうでもあり、そうでもなし・・・って感じ。あまり考えずに突っ走っているのが私。走りながら考える。「9割超のできない人」は、概ね、走る前に考え過ぎてしまい、そこで潰えてしまう。ゆえに、走れないし、演じることもできない。だから、慣性の法則のごとく、そのままの自分が、いつまでも、同じところで微動だにせず、佇んでしまうのである。
「最初の一歩を踏み出せ!」と、何度、このブログで叫び続けてきただろう。その一歩さえ踏み出せば、あとは、加速度的に事態は展開していくのである。それこそ、2年前にこのブログで武蔵野大学大学院に挑戦を宣言した方々が、そう、わずか2年で何人も修士となられたことが、すべてを顕著に証明しつくしているのである。
「わずか一歩の挑戦」が、簡単に出来そうで、実は、最大の生涯学習のネックなのである。諦めることはこんなに簡単なのに、勇気を出して申し込むことが、どれほど困難で、どれほど高いハードルなのかを私は知っている。だから、結果はともあれ、その勇猛果敢な挑戦者を私はリスペクトし、可能な範囲でサポートしてきたのである。
時に、その挑戦者たちは、部外者である傍観者達から「身の程知らず」とか「無茶」とか「絶対ムリ」とか、嫉妬からくる罵声を浴びせられることもある。でも、きっと近い将来、自分自身が「ムリ」でも「無茶」でも「身の程知らず」でもないことを知るはずである。
「最初の一歩を踏み出し、やり始めれば何とかなるものである」それこそが、最大の勉強法といえるのかもしれない。
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