小平市立図書館で借りた「妖怪学の祖 井上圓了」という本。
「妖怪学」というのも興味深いが、本当は「井上圓了」という名前の方がもっと興味深い。そして、この本は、決して「妖怪学」の本とは言えず、やはり「井上圓了学」というべき本である。
東洋大学の学生及び卒業なら、「哲学館」を開学した井上圓了先生を知らないはずはない。なんせ、「哲学館」が、後に「哲学館大学」となり、それが、現在の「東洋大学」につながっているのだから。そして、哲学館で「妖怪学」の講義を行ったのが、哲学者であり、宗教改革者でもあった井上圓了先生なのである。
この本を読んで知ったのが、井上圓了先生の生家は慈光寺という寺で「真宗大谷派」に属していることだ。そして、東本願寺留学生として東京大学予備門に派遣された。
凄いぞ、真宗大谷派!
さて、この本には、哲学館が開学されるまでの道のりと、その後の困難、そして妖怪学の講義、また、哲学館事件、及び哲学館廃校の危機までが書かれている。「妖怪学の祖」と書かれているが、そちらを期待していると裏切られる結果となるだろう。どちらかと言えば、「東洋大学の歴史書」として読むほうが適しているのかもしれない。
「妖怪学」というのも興味深いが、本当は「井上圓了」という名前の方がもっと興味深い。そして、この本は、決して「妖怪学」の本とは言えず、やはり「井上圓了学」というべき本である。
東洋大学の学生及び卒業なら、「哲学館」を開学した井上圓了先生を知らないはずはない。なんせ、「哲学館」が、後に「哲学館大学」となり、それが、現在の「東洋大学」につながっているのだから。そして、哲学館で「妖怪学」の講義を行ったのが、哲学者であり、宗教改革者でもあった井上圓了先生なのである。
この本を読んで知ったのが、井上圓了先生の生家は慈光寺という寺で「真宗大谷派」に属していることだ。そして、東本願寺留学生として東京大学予備門に派遣された。
凄いぞ、真宗大谷派!
さて、この本には、哲学館が開学されるまでの道のりと、その後の困難、そして妖怪学の講義、また、哲学館事件、及び哲学館廃校の危機までが書かれている。「妖怪学の祖」と書かれているが、そちらを期待していると裏切られる結果となるだろう。どちらかと言えば、「東洋大学の歴史書」として読むほうが適しているのかもしれない。