モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
しゅんけいが不在の隙を突いて、ぱぴりおと1泊旅行に出かけてきました。
行き先は富士山麓・山中湖の、森の中のオーベルジュ「ル・ラゴン」。
地元の食材や庭のハーブをふんだんに使ったフレンチを、おなかいっぱいいただいて泊まれる、リーズナブルなお宿です。
このあたりのオーベルジュは、年末に予約を取るのが大変なのですが、一足早く金曜日の夜に泊まることにしたところ、何と「貸し切り」状態になりました。
土曜の夜以降は満室ですから、一日早いだけでずいぶん違うものですね。
こちらのお宿は、もともとご夫婦で長年ペンションを開いていたのですが、息子さんがフレンチのシェフになり、修行を終えて帰ってきたので、オーベルジュにしたそうです。
キャンドルを灯したテーブルでいただく夕食。
私たち二人のためだけに、今夜シェフが腕を振るってくれているのかと思うと、ありがたいですね。
温かいオードブルからスタートです。
低温のオーブンでじっくり焼いた「砂肝のコンフィ」に、自家製の大葉入りソーセージと、奥にあるのはニンジンのピクルスを、餅豚の生ハムで巻いたもの。
砂肝のコンフィはプリプリとしていて、まるでスモークした牡蠣のような食感です。
ソーセージは大葉がよく合っていますし、ピクルスと香ばしい生ハムの組み合わせも、食欲をいっそう増してくれます。
庭でとれたカボチャのポタージュと、自家製のパンをいただいて、
魚は富士山麓の清流でとれたニジマスをオーブンで焼き上げ、野菜のラタトゥイユをかけたもの。
ニジマスの身がふわふわと柔らかく、川魚の繊細な味わいが楽しめます。
メインのお肉は、時間をかけて焼いた地元の「餅豚」を、ポートワインとトリュフのソースで。
餅豚というのは初めていただきましたが、驚くほどジューシーな柔らかさで、「豚くささ」がほとんど感じられません。
トリュフのソースがほんとうにおいしく、肉とトリュフは最強コンビだなーと再認識です。
デザートは、「紅茶とバジルのシフォンケーキ」に、りんごのコンポートと生クリームを添えて。
紅茶のシフォンケーキはポピュラーですが、そこにバジルが入ると初めての味わいに。お肉料理の後にスパイシーなお菓子で、バランスがいいです。
りんごのコンポートも、さりげなく添えてあるのですが、絶対私には作れないだろうなーという、微妙なスパイスやお酒の配合が考えられている味わいです。
最後のコーヒーも、有機栽培の豆を使っているそうで、きっちりとコースをしめてくれました。
翌朝の朝食は、こんなにボリュームたっぷりのサンドイッチが。
トーストしたイギリスパンに、サニーレタスとハム、スクランブルエッグ、タマネギとトマトのソテーがどっさりのっています。
いや~、食べることをとことん楽しんだ小旅行でした。
苦しい~ってくらい食べちゃっても、3分後にはベッドに倒れこめるのが、オーベルジュのいいところですね。ぐふふふ。