自転車にも応用出来ると思うんですが。
以下引用
「超低フリクションハブベアリング」を開発
【車両走行時のハブベアリングの回転フリクションを33%低減、車両燃費を約0.28%改善】
NTN株式会社(以下、NTN)は、自動車の低燃費化やCO2排出量削減に貢献する、回転フリクション*1を33%低減した「超低フリクションハブベアリング」を開発しました。
近年、地球温暖化などの環境問題が大きく取り上げられ、クリーンディーゼル車やハイブリッド車などの低燃費車の需要が高まると共に、車軸を支えるハブベアリングに対しても、燃費改善に寄与する回転フリクションの低減が求められています。
NTNは、2009年に長寿命かつ高剛性で、軸受の内部諸元の最適化、最適形状シールの採用により、耐泥水性を損なうことなく回転フリクションを15%低減した低フリクションハブベアリング(以下、従来品)を開発し、市場展開して参りました*2。
今回、封入グリースの増ちょう剤の工夫と、基油粘度の見直しにより、回転時のグリース攪拌抵抗を大幅に低減することに成功しました。また、シールに特殊表面処理を施し、リップ*3摺動面に微小な凹凸形状を設けることで軸受回転輪との接触面積を減らし、リップ面専用に開発した低粘度グリースを塗布することによって、シール接触部の摩擦抵抗を低減しました。これらによって、従来品に対して33%の回転フリクション低減と、約0.28%の燃費改善を実現します。
*1:フリクション:摩擦抵抗のこと。
*2:プレスリリース:
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news200900036.html
*3:リップ:ゴム製シールの先端部分
【特 長】
軸受の回転フリクションを33%低減(従来品比)、約0.28%の燃費改善に貢献
(1)配合成分と粘度を見直した新開発の低フリクショングリース
(2)シールリップの摺動面に微小な凹凸処理を形成、また専用低粘度グリースを開発・採用
【お問い合わせ先】
自動車事業本部 事業企画部 TEL 0538-37-8418
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news201300102.html
引用終わり
なるほど……、封入するグリスのちょう度を耐泥水性を損なうことなく低粘度化して、さらにシールに凹凸を付けて接触面を減らし、さらにシールのリップ専用の低粘度グリスを開発、使用したと。
さすがNTN、さすがクルマのハブベアリングです。耐久性などを犠牲にしないというところが素晴らしいですね。自転車はシールを削ったりグリスをオイルに置き換えるなどちょっとばくち的なチューニングが多いですからね。ゴキソのように、特注ベアリングをさらに相性の良いものを厳選するなんてところもありますけど(チューニングではないですが)。NTNは王道を行くようです。当たり前ですけどね(笑)。
前にも記しましたが、シールとグリスを抜けばベアリングはとてもよく回ります。それはくるくると。延々と。でもそれだけでは耐久性が、圧が掛かったときの本当の意味での回転性能がありません。なのでセラミックや自己潤滑性を持つクロームなどを使用して、グリスレス(オイル運用も含む)で回すことが今のバイクハブや回転部分の軽く回るベアリングということになっています。一部にはセラミックベアリングの硬さがロスレスにつながると言う人もいるみたいですが、グリスが充填されていると、その違いは私にはわかりません(涙)。
それはさておき、33%という数字はかなり大きいのではないでしょうか? 0.28%の燃費改善、ハブを置き換えるだけでそうなるのならこぞってクルマメーカーが採用しそうですね。もちろんコストとの兼ね合いがありますけど。
いや、面白いですね。
是非ともNTNに自転車用ベアリングなどで本気で参入してほしいものです。Eバイクも含めれば、将来的には面白い事になると思うんですよね。海外のホイール、またはハブメーカーでは日本製のカートリッジベアリングを使用していることがステータスの一つになっていますし。
長い目で待ってみましょ(笑)。
以下引用
「超低フリクションハブベアリング」を開発
【車両走行時のハブベアリングの回転フリクションを33%低減、車両燃費を約0.28%改善】
NTN株式会社(以下、NTN)は、自動車の低燃費化やCO2排出量削減に貢献する、回転フリクション*1を33%低減した「超低フリクションハブベアリング」を開発しました。
近年、地球温暖化などの環境問題が大きく取り上げられ、クリーンディーゼル車やハイブリッド車などの低燃費車の需要が高まると共に、車軸を支えるハブベアリングに対しても、燃費改善に寄与する回転フリクションの低減が求められています。
NTNは、2009年に長寿命かつ高剛性で、軸受の内部諸元の最適化、最適形状シールの採用により、耐泥水性を損なうことなく回転フリクションを15%低減した低フリクションハブベアリング(以下、従来品)を開発し、市場展開して参りました*2。
今回、封入グリースの増ちょう剤の工夫と、基油粘度の見直しにより、回転時のグリース攪拌抵抗を大幅に低減することに成功しました。また、シールに特殊表面処理を施し、リップ*3摺動面に微小な凹凸形状を設けることで軸受回転輪との接触面積を減らし、リップ面専用に開発した低粘度グリースを塗布することによって、シール接触部の摩擦抵抗を低減しました。これらによって、従来品に対して33%の回転フリクション低減と、約0.28%の燃費改善を実現します。
*1:フリクション:摩擦抵抗のこと。
*2:プレスリリース:
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news200900036.html
*3:リップ:ゴム製シールの先端部分
【特 長】
軸受の回転フリクションを33%低減(従来品比)、約0.28%の燃費改善に貢献
(1)配合成分と粘度を見直した新開発の低フリクショングリース
(2)シールリップの摺動面に微小な凹凸処理を形成、また専用低粘度グリースを開発・採用
【お問い合わせ先】
自動車事業本部 事業企画部 TEL 0538-37-8418
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news201300102.html
引用終わり
なるほど……、封入するグリスのちょう度を耐泥水性を損なうことなく低粘度化して、さらにシールに凹凸を付けて接触面を減らし、さらにシールのリップ専用の低粘度グリスを開発、使用したと。
さすがNTN、さすがクルマのハブベアリングです。耐久性などを犠牲にしないというところが素晴らしいですね。自転車はシールを削ったりグリスをオイルに置き換えるなどちょっとばくち的なチューニングが多いですからね。ゴキソのように、特注ベアリングをさらに相性の良いものを厳選するなんてところもありますけど(チューニングではないですが)。NTNは王道を行くようです。当たり前ですけどね(笑)。
前にも記しましたが、シールとグリスを抜けばベアリングはとてもよく回ります。それはくるくると。延々と。でもそれだけでは耐久性が、圧が掛かったときの本当の意味での回転性能がありません。なのでセラミックや自己潤滑性を持つクロームなどを使用して、グリスレス(オイル運用も含む)で回すことが今のバイクハブや回転部分の軽く回るベアリングということになっています。一部にはセラミックベアリングの硬さがロスレスにつながると言う人もいるみたいですが、グリスが充填されていると、その違いは私にはわかりません(涙)。
それはさておき、33%という数字はかなり大きいのではないでしょうか? 0.28%の燃費改善、ハブを置き換えるだけでそうなるのならこぞってクルマメーカーが採用しそうですね。もちろんコストとの兼ね合いがありますけど。
いや、面白いですね。
是非ともNTNに自転車用ベアリングなどで本気で参入してほしいものです。Eバイクも含めれば、将来的には面白い事になると思うんですよね。海外のホイール、またはハブメーカーでは日本製のカートリッジベアリングを使用していることがステータスの一つになっていますし。
長い目で待ってみましょ(笑)。