BIKEBIND自転車日記ブログ2

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eeサイクルワークス・ダイレクトマウントブレーキ登場!

2013-11-16 02:16:00 | 自転車
おお! eeサイクルワークスもダイレクトマウントに参入です! 








http://www.bikerumor.com/2013/11/14/eecycleworks-direct-mount-eebrakes-in-production-stopping-a-bike-near-you-soon/#more-69453

シマノが音頭を取ってはじめたこの規格、ブレーキメーカーで参加しているのは……、TRPぐらいでしょうか? あとはボントレガーあたりが自社バイクのために作っていますか。2014モデルでアルテグラと105でも揃えたシマノは、この分野では独壇場と言って良いでしょう。

そこに勇士が現れました! 超軽量キャリパーブレーキで有名なeeサイクルワークスです。もともと最軽量ではないですが、その軽さの割には十分使えるという同社のeeブレーキ。これがおそらく大部分のパーツは流用したままダイレクトマウント対応型を作ってきました。元からあるスプリングが被るリンク部分にボルト穴を兼用させているようです。

ダイレクトマウントブレーキはエアロブレーキという名称もあるように、基本的に最近の流行のエアロロード用のドラッグが少なくなるよう設計されたブレーキです。しかし取り付け穴を2本にしたこと、固定ボルトとブレーキパッドの距離を縮めたことにより剛性が向上。ノーマルのデュアルピボットブレーキとレバー比は同じでありながら、結果として高い制動力を得ています。このeeブレーキも制動力が向上していることでしょう。製品としての価値がワンランクアップしている可能性大です。

ただ面倒くさそうな点もあります(苦笑)。それはリヤブレーキです。そもそもあそこは汚れが溜まりやすいところです。シマノ系のブレーキでも汚れのつまりやら整備やらが大変なのに、この立体でかつ複雑な構造を持つeeブレーキはさらにその上を行くことでしょう。買った人は日頃のメンテナンスを頑張らなければなりません。

何かを得れば何かを失うのは必然です。でも性能と軽さを手に入れるであろうこのブレーキは、所有者の心使い一つでそのデメリットを限りなく少なくすることが出来るでしょう。

面白そうなブレーキです。


2014 パーリー・新型エアロロード登場!

2013-11-16 00:49:00 | ロードバイク
パーリー・ESX

ボブ・パーリーが放つエアロロードは、他社とはひと味違うようです。右を見ても左を見てもカムテールデザインが氾濫する中、オリジナル断面形状『リカーブ』を世に問うようです。















http://www.bikerumor.com/2013/11/14/all-new-parlee-esx-aero-road-bike-slips-into-reality-ttir-tri-bike-updated/#more-69393
http://www.bikeradar.com/gallery/article/parlee-esx-aero-road-bike-unveiled-38987/1/

重量は950グラム(56㎝サイズ)フロントフォーク320グラム シートポスト185グラム、プレスフィット30BB、ケーブル内装、ブレーキはシマノダイレクトマウント式、タイヤは28Cまで対応、価格は5400ドル(フレームセット)

面白い形状ですね。キャニオンのトライデントシェイプともまた異なります。ドラッグが少ない形状でありながら高い剛性を実現しているとか。10度角の風で13ワットのエネルギー節約が出来ると謳っています。トップチューブヘッド側はZXRSのように盛り上がっています。ここも最新エアロロードのキーポイントの一つです。













http://www.bikerumor.com/2012/04/13/factory-tour-parlee-cycles-part-2-prototypes-parts-other-cool-projects/

フロントフォークは逆アーチを描いています。ダイレクトマウントブレーキのパワーにも負けることがなさそうです。初期の頃はVブレーキタイプを考慮していたようなんですが、汎用性や安定性を考えてこちらになったようです。ロード用のVブレーキはまだちょっと安定しているとは言いづらいところがあります。人から聞くには高いカーボンタイプよりアルミタイプのほうが良いみたいですし。ここは難しいところですね。個人的にはVブレーキはシマノ製を越えるものは出てこなかったと思っています。ちゃんとパンタグラフ式に動いてパッドコンタクトの面を常に最適にというアイディアはやはり素晴らしかったと。当のシマノですらも最終的には止めてしまいましたけど……。ディスクブレーキへの移行と、コスト的な問題だったのでしょう。

最初の予定では800グラムほどの軽量エアロロードにする予定だったようです。もろマドンを意識していますね(笑)。でも軽量化の流れもありますが、1000グラムくらいなら十分じゃない? という風潮もまた事実。このESXは適正範囲内に収まっていると思います。

シートポストなんか、エアロ形状なのにこの軽さです。クランプも涙滴形状ではどうしても厳しかったバンド形式から押し子形式にしています。これは最新の流行です。ヤグラ部分は……、素晴らしい! カーボンの性質を生かしつつちゃんとオフセットタイプになっています。この形なら応力に負けることもないでしょう。カーボンポストで最高に近いデザインではないでしょうか?

フレーム自体がエンヴェのスマートホイールと似合いすぎるほど似合っています。このホイール以外許せなくなるほどです(笑)。

年の瀬が近づく中、面白そうなバイクがやってきてくれました。