BIKEBIND自転車日記ブログ2

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3Dプリンターで遊星歯車機構を作ってみよう

2013-11-01 01:54:00 | その他
ベタですけどね。勉強になります。

遊星ギアは加速減速が可能な機構です。軸などの精度が必要なので、ちゃんと計算しなければこのように滑らかに動きません。しかもアルティメイカー3Dプリンターはそこまで高級な3Dプリンターでもないので、そこもふまえて見事です。



しかし組み立てのところになると、少々制作者のいらだちが感じられます(苦笑)。外人さんのおおざっぱな部分がちらちら見えます。そこまで良くできているんだからあせらなくても……、と思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)?


iQボルト、軸力が目視出来るボルト

2013-11-01 01:20:00 | ボルト&ナット
これは良いボルトですね! なんとかヘックスに対応してくれれば、すべてのボルトがこれに置き換わっても良いかもしれません。




http://www.infastech.co.jp/


昨今はカーボン製品も普及もあって、スポーツバイクを組むのにトルクレンチの活用が当たり前になりました。スチールの時代から一応は適正トルクというものはあったのですが、基本的にはフレームを含むほぼすべてのパーツがそれらをオーバーしても大丈夫なようにかなり大きめのセーフティマージンを取って作られていました。しかしアルミとカーボンの台頭によって、これが一変します。

極限の軽さと性能を追求しはじめたことにより、5Nなどの違いが危険につながるパーツが出て来ました。もちろんこの数字を守れば問題ないので、問題と言って良いのかわかりませんが(苦笑)。そして緩みをチェックするための締め増しが以前よりも高頻度で行われるようになったのが今です。……誰です、おいどんのバイクはもう2年もそんなことはしていないなんて思った人は(笑)? 特にハンドル周りは気をつけたいところです。

しかしみんながみんな、高精度のトルクレンチもっていないというのもまた事実。さらには持っていても定期的に精度のチェックをしているところも少ないでしょう。測定器具は正しい数字を保ってこそ意味があります。でも、でもです。

そういった手間を半減させてくれるのがこの軸力目視式ボルトです。頭の中央にあるインジケーターが、負荷なしだと赤く、締め付けると黒くなっていきます。この色が変わる負荷は調整することが出来るようです。設定された力に対して±10%以内の精度らしいので、よほど細かいところでなければ十分自転車でも使えるでしょう。しかも再使用が可能です。

構造としては、内部にピンがあり軸力が掛かることで(ボルトを締めることで)徐々に沈み込んでいくことで色が変わります。

もちろん少々重量は増えてしまうでしょう。アルミやチタンボルトなどにこだわったりするほどの軽量モデルなら交換すればいいだけのこと。普通のバイクはボルトがちゃんと締まっていることのほうが絶対に重要です。

トルクレンチが悪い訳ではありません。高級モデルではこちらの方が正しいでしょうし、これからも使われ続けていくことでしょう。しかしこちらの方が確実さでは上かなと思います。トルシエ型などトルク管理をボルト&ナットのほうで行う製品は今までも見てきましたが、これは決定版かなと。ヘックスボルト対応すれば……。

いやあ、ボルトの世界も日々進化していますね。