BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2009ゲーリーフィッシャー

2008-07-22 22:06:48 | 自転車


ツインチャンバーユニット

ゲーリーはオリジナリティにあふれることが好きですねえ。

進行ブランドではなく、大御所フォックスに作らせるところがにくいです。

従来からあるリザーバータンクとは別物です。

リザーバータンクはダンパーオイルの量を増やし、減衰を長時間安定させるモノです。しかしこのユニットはエアスプリング部分が2室になっています。内部構造を見ると2室は分離されています。ですがバルブは一カ所だけです。

単純に考えれば、ポジティブスプリングとネガティブスプリングの役割を担っていると考えるのが妥当でしょう。エア室を増やすことによりエアスプリングをよりリニアな特性にすることが目的だと思われます。

このユニットを使用するバイクはハイファイだと思われます。走りの軽さ、重量の軽さを達成した後サスペンションの有効利用を視野に入れたのかなあと。

来年度はMTBがかなり力が入ってそうです。

レーシングジャケット

2008-07-22 20:41:17 | その他


ほほえんでいらっしゃる……。

ロードバイク界の『ミスターレーシングジャケット』といえば、この人ジョージ・ヒンカピーを置いて他にいないでしょう。

皆がMフレームやレイダーを使っている中で、ただ一人レーシングジャケットを使い続けた男。

今年のラインナップから外れていたので、どうなるのかと思っていたらこう来ましたね。

私も初代のレーシングジャケットを愛用していたので、無くなってしまうのはとても悲しかったのですが、ストレートジャケットのように全くのリデザインで現れました。

……ええ? 前の方がかっこよかったなんて言いませんよ。ええ。

No tube

2008-07-19 00:19:12 | 自転車


いやあ、ハイパーですなあ。

No tube・コーテッドアルミニウムローターです。

ディスクブレーキローターは非常に難しい部品です。たかだか円状の製品ですが、これがきちんとしなければ他のパーツがいくら良くても止まりません。

シマノの初代XTは発売時期がプレスリリースより大幅に遅れました。理由はローターの設計がうまくいかなかったからです。そして出てきた製品は厚みが1.75ミリでした。他のメーカーは1.8ミリがスタンダードでした。おそらくシマノはもっと薄くしたかったのでしょう。それはひとえに軽量化の為に。

しかしシマノのローターは現在に至るまで無難な製品としか言えません。その証拠に他社の製品にすると性能が雲泥と言っていいほど変わるからです。ちなみにお勧めはマグラです。マルタがいいでしょう。センターロックならルイースでも高性能です。

でも自転車パーツに置いては軽量化とは絶対正義です。軽いバイクの恩恵は全てのライダーにあるでしょう。もっともちゃんと機能しなければ意味がありませんが。

この製品の凄いところはその重量です。160ミリでなんと59グラムしか無いのです! 既存の製品の半分近くの重さです。結果前後で100グラムちかい軽量化が可能です。その理由は通常のローターがステンレスを使うのに対して、エアクラフトアルミを使用しているところです。もちろんそのままではすぐに削れてしまい、役に立ちません。そこを特殊コーティングで耐久性を持たせているのです。

残念ながらそのコートの正体は分かりません。しかし万能ではなく、1~2年で寿命を迎えるようです。それでもクリストフ・サウザーのライディングにも耐えられる位なのでそんなに心配しなくて良いでしょう。

アルミ製のローターはマグラやケーンクリークなどが製品化していました。軽量化という面ではデモーショがチタン製で出していました。それぞれダメな製品でした(苦笑)。

コーテッドアルミニウムローターは使用パッドがレジン製に限定されるとはいえ、一発屋ではない性能を秘めているようです。

贅沢を言えばウエーブローターだと更にうれしいですね。

コルセア

2008-07-18 21:49:06 | 自転車


来年度注目なブランドです。

すでに紙媒体やウェブでも広く報じられている『コルセア』です。

リジッドや他の形式のリヤサスバイクもありますが、メインに据えられているのはこの形式です。

写真のバイクはオールマウンテン向けの『マーキー』と言います。

サスペンションのレイアウトだけをみると、ターナーの形式に似ています。BB近くに設けられたピボット、シートチューブと平行に並んだリヤユニット。

しかしよく見てみるとむしろGTの最初期サスペンション『LTS』に似ていることが分かると思います。

アウターチェーンリングよりも上に置いたメーンピボット。リンクを介して入力されるリヤユニット。

ハイピボットであり、LTSの名前の由来となったロッカーチューンドサスペンションを彷彿とさせるリンク周り。特にハイピボットはアメリカよりもヨーロッパで好まれた形式です(アメリカはどちらかというと低めです。当然例外はあります)。ユニットもイタリ・マルゾッキのロコなので、ヨーロッパ人向けのしゃきしゃきした動きの可能性があります。

一歩間違うとより煩雑になってしまう機構をうまくまとめたデザインだと思います。ただ他の形式よりチェーンステーの距離の変化量が大きくなってしまうため、セッティングには注意が必要でしょう。

サスペンションだけでなく、フレームも考えられています。近年多いS字型のダウンチューブ。スタンドオーバーハイトを多く取り、さらにリヤのエネルギーを受け止めるようになっているトップチューブ。応力が集中しやすいメインピボット周辺に肉厚を持たせたシートステー。

良くできています。

来年度は日本に輸入されるらしいので、楽しみですね。

おうっ!

2008-07-16 22:59:48 | 自転車


いや、凄い人を見ました!

見たと言ってもニュースですが。

ドイツ人のモデルさんです。

もっとも私はモデルさんとかべっぴんさんには興味が無いので、そのスペックに驚いたのですが。

この人はなんと脚の長さが134センチあるそうです!

134センチですよ!

身長は196センチ、こちらも尋常ではない数値です。

それでも体の2/3が脚なんですよ。もうとんでもない話です。

この人のフレームサイズは……? 通常の身長に0.85をかけるなんて通常の方法では通りません。

私の場合身長183センチ、股下は確か84センチ位なのです。自転車のサイズはトップ長もシート長も芯~芯で570ミリくらい(ロードバイクホリゾンンタル)が適正値です。実際に乗っているバイクは譲り受けたものなので、シート長600ミリ(芯トップ)トップ580ミリ(芯芯)です。

彼女の場合どう計算したらよいか分かりませんが、ある方法で計算するとシートサイズは700ミリ(芯芯)!! トップ長は490ミリくらい?

とんでもないです……、とんでもないフレームが出来上がります……。



トップは165センチくらい女性の寸法です。

人は様々ですが、様々過ぎますねー。





それで簡易的ながら比率だけ合わせた図が上です。昔NBA選手のシャキール・オニールのフレームを見たことがありましたが、それを彷彿とさせ……、いや上回りますね。