2009 フルクラム

これは負けなのでしょうか？

それともコストカットの賜物？

新型のフルクラム・レーシングゼロです。

来年はついにロードチューブレスが花開くらしく、カンパニョーロ、スペシャライズドなどから続々とリリースされる予定です。

もちろんフルクラムもです。2ウェイフィットとして出てきます。

？　聞いたことがあるような？

そうです。カンパニョーロの名前そのままです。元来フルクラムはカンパの兄弟ブランドとして生まれましたが、曰く｢全く別の会社だ！！｣と言い張っていました。

そしてリヤのスポークもわざわざG3と同じ理論でありつつも違うものとするために2：1と名付けられていたのです。

これ



ところが今回のレーシングゼロはなんとカンパと同じG3パターンを使用しているのです！

これ



G3は3本まとめを強調するために3本と3本のセットの間を開けていますが、フルクラムは近づけることで隠そうとしています。

しかし3本セットのG3であることはすぐに分かってしまいます。

ただ2:1を捨てただけなのか？　計算や生産がG3の方が優れているのか？

コストカットの結果なのか？

どうなんでしょ？

2009 LOOK

昨年からMTBに本格再参入したルック。昔の製品も悪くは無かったですが、やはり今回は本気度が違います。

そして２年目にして投入してきたのがフルサスモデルです。完全にクロスカントリーをターゲットにした製品です。インテグラルシートポストを廃してきました。ピラーの上下移動が必要となるシチュエーションを考えているのでしょう。そうなるとマラソン的走りも考えているのかもしれません。

996 FULLYと名付けられたこのバイクは80、100mmフォークに対応し、バーチャルピボット式のサスペンションを採用しています。近年流行の形式で、インテンスやジャイアント、DWなどと同じ、リヤ三角は言った意識で上下に小さなリンクを配したタイプです。




ユニットにはロックショックス・モナークを使用。トータル重量で2500グラムに抑えています。

クロカンフルサスはここ2年ほどで一気にカーボン化の流れが進んでいます。そこにカーボンのオーソリティが放った新作はどんな影響をもたらすのでしょうか。楽しみです。