BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2011 イエティ

2010-04-19 22:20:00 | 自転車




2010年型です。

これが……、






こうなる!

http://www.vitalmtb.com/photos/features/2010-Sea-Otter-Classic,1254/Yeti-Downhill-Prototype,5948/sspomer,2

303 DHプロトタイプ

今のイエティのDHバイクはスゴイです。

すごすぎてすごすぎて、アホみたいです。

始めてレール式ピボットを見たときには、さっぱり意味がわかりませんでした。いや、構造的には何とか理解できたんですよ? でも……、

「なんで土や泥が付着するMTBに、そんなオープンタイプのレールを使うんだ?」

ということが分かりませんでした。今でも分かりません(苦笑)。始めはバーチャルピボット(という表現が妥当かどうか? 取りあえずメインピボットが動くのは間違いないです)だったのが、世代を経るとシングルピボット式になるんです。それでもスライドレールを使うんですよ。303R DHはコストは随分と抑えられるようになりました。ユニットへの入力を通常のリンクの円運動ではなく、スライドレールによってダイレクトに無駄なくすることが目的のようでした。

同じレールを使うにしても全く意味合いが違います。

そして今回のプロトタイプ303に至る訳なんですが、ココにもレールが使われています。すごく短いですけど。で、初代のようにメインピボットがレールに戻っているんですね。そもそも303Rは簡易版みたいなコンセプトが強くて、こっちが本命だったようなんですよ。

ちなみにこのレールは日本のTHKという会社の製品を使っています。


http://www.thk.com/jp/products/example/sports.html

でもなあ、BBの裏側というもっとも泥が付きやすいところにスライドレールを持ってこなくてもなあ……。

日本のウェットな状況が多いフィールドには向かないでしょう。

それでも……、
最強にかっこいい
ですけどね!













http://www.bikerumor.com/2010/04/18/first-look-yeti-big-top-29er-mountain-bike/#more-16962

29er

このバイクは見事だと思います。サイズも関係していますけど、ここまで自然なシルエットの29erは始めてみました。一見すると26インチではないかと思ってしまうくらいです。

リヤバックを素材をカーボンにしながら、イエティ伝統のループ形状にしてあります。しびれてしまいます。

ですが本質はここからです。下ワンがワンポイントファイブのテーパーコラム、前後Eスルーアクスルという最強、最新の高剛性バイクがこいつの正体です。

タイヤも昨シーズンあたりですか? 組み始めたシュワルベがかなりの良品を作り出しているようです。

ありきたりな表現ですが、
羊の皮を被った狼
といったところでしょうか。

すごーくおとなしそうなバイクですが、最先端技術の塊です。

これを見ると、リヤEスルー対応ホイールは結構廉価グレードまで出してきそうですね。あ、そうか。シマノはXTR、セイント、そしてEスルー対応のXT、SLXとホイールも攻勢をかけてくるのか……。



http://hagoromo.blogspot.com/2010/04/pro-bikes-sea-otter-2010.html
4X

そして4X。シンプルなんですが、手頃で良いバイクですよ。ターコイズにホワイト、たまりませんなあ……。

やはりイエティにはレースが似合います。例え創設者ジョン・パーカーがいなくとも。




シマノ・リヤスルーアクスルの片鱗

2010-04-19 13:46:00 | 自転車



http://www.bikerumor.com/2010/04/18/first-look-yeti-big-top-29er-mountain-bike/#more-16962

シマノが2011年、新たに提唱する
12×142ミリEスルーリヤエンドのクイックスルーアクスル規格です。

私はオールマウンテンやフリーライド向けの規格だと考えていましたが、これはイエティの新作29erに装備されていたものです。

なるほど……。下りの激しさでも勿論有効でしょうが、29erのように車輪が回転することで軸部分に掛かる負担が非常に高いバイクには確かにスルーシャフトは有効です。

写真のモデルはカーボンバックということもあり、とても煩雑でボルトも多く軽量とは言えなさそうです(135ミリノーマルエンドと差し替えられるようです)。しかしこれは徐々にクリアできる問題です。これによりロードバイクの規格に従ってきたMTBは完全に独立するのかもしれません。

似たような規格にロックショックスのマクスルリヤバージョンがあります。ですがこの規格はロックショックスがパテントを握っていることもあり、採用メーカーはほんの一握りです。ハブも特別に作らなくてはならず、普及には至っていません。

今回、シマノがリリースしたと言うことは基本的にパテント料を取っていないでしょう。それより賛同メーカーが広がってくれる方が会社にとって絶大なメリットになるはず。しかもシマノ製の安くて手に入りやすいハブも用意されているのですから、なんのコネもないメーカーも安心してこの規格を採用できるはずです。

マヴィックのMTBチューブレス規格、USTが普及した理由もオープン規格にしたからです。

まだまだ総括するには早すぎますが、
2011年は
MTBの
剛性再定義の年

となるでしょう。
フォックスの36ミリインナーチューブシリーズ然り、今回で完成したシマノ・Eスルー前後スルーシャフト然り。そして後日各予定のケーンクリークの一見普通のオーバーサイズヘッドセットなんだけど、実は下ワンはワンポイントファイブだよヘッドセットも然り。

いい年に成りそうです。



平らになるサドル

2010-04-19 13:26:00 | 自転車
フィジーク











プロロゴ



http://www.bikeradar.com/news/article/fizik-and-prologo-offer-new-models-25782


ボントレガー










http://www.bikerumor.com/2010/04/18/new-evolve-inform-mountain-bike-saddles-from-bontrager/#more-16922



サンマルコ


いやなんか、気がつけばみんなぺったんこになってますね? 薄いと言うより平らです。旧来からの継続モデルはともかく、最新型はぺたぺたです。

? なんだろう?

また圧迫の概念が変わったのかもしれません。ここは日夜進歩の部品です。リーガルやストラーダなど昔からの定番モデルを愛するライダーは多いですが、その一方で悩みが解決しないライダーもまた多いです。

極端な形状で言えば、SMPなんかは出たとき完全なゲテモノ扱いでしたが、今は一つのセグメントを築いています。私も始めて座ったときは衝撃でした。固定概念って恐ろしいですね。

ふっくら丸形で圧力を全体で受けるというのが最近の傾向でしたが、これは骨盤で支えさせて中心部の尿道部を圧迫しない形に回帰しているようです。


あ、あとですね、ボントレガーは新シリーズになるようです。タイヤにも付けていましたが、シリーズ名

R

ということになったもようです。

本格的にパーツ市場を狙ってきましたねー。

インダストリーナイン&エッジ

2010-04-19 11:16:00 | 自転車



980グラム




1120グラム

すごいですねえ。これだけスポークが多いとちゃんと剛性も保てます。

カーボンリムの歴史が変わりますね。

エッジ以前とエッジ以降

このリムは本当に優秀です。ですがまだ生かし切っているとは言えません。

軽くて丈夫なリム、切れないスポーク、回転性能の良い剛性の高いハブ。

一応この要素が揃えば悪くないホイールが出来ます。でも悪くないだけです。一流のホイールは全体で考え、何に重点を置くかを明確にし、それを実現するという手順が達成されています。エッジにはまだそれが足りません。

エッジ自信がそれをするか、はたまた製作を依頼する他メーカーが実現するか……。

ですがそれもエッジの性能があったればこそ。

夢がふくらむ製品です。

http://www.bikerumor.com/2010/04/18/superlight-industry-nine-road-wheels-with-edge-composites-rims/#more-16905


スペシャライズド・MTBカーボンホイール

2010-04-19 03:57:00 | 自転車





XCレースタイプ







エンデューロ~マラソンタイプ(29er)

http://www.bikeradar.com/news/article/specialized-project-black-mountain-wheels-25780

スペシャライズドの新型カーボンホイールがテスト中です。

写真を見れば分かると思いますが、スポークの本数、リムの断面形状が違います。レース向けとマラソン向けで間違いないかと。

オールマウンテンまではいかないでしょう。反ディスクブレーキ側はラジアル組みという軽量化を意識した作りです。

まあ、昨年に引き続き29erに各社力を入れています。シュワルベも29erタイヤを積極的に作ってきてますし。

各社の動向を見ても、2011年はMTBカーボンホイール元年となることは間違いないでしょう。クリンチャー、チューブラー各々アプローチはありますが。

あ、そうか、ひょっとしたらまだ全容が見えていないシマノ・新XTRもXCタイプはカーボンホイールとかだったりして! そこまでやれたらシマノを尊敬しますけどね(笑)。