オランダの新興ホイールメーカー
ファストフォワード
FFWDというのが略称です。最近海外の完成車などに付いていることがありますね。コガミヤタのカーボン限定モデルにも付いていました。今年はプロチームに供給も始め、注目度は随一のメーカーです。
ホイールシリーズで書きたかったのですが、いかんせん色々な書きたいことが多すぎて……。そしたら日本に輸入が始まるという話しではないですか! か、書かなければ……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9c/f9f514d7ea49209a769ef1aedd3d799c.png)
スリー
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F2R
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F4R
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F5R
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F9R
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F4R-C
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ed/039311a316a15abd65d72e64a6a84cc0.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e8/5ef0b9e45deb62dc5a819a2c3a3b3ee6.png)
F6R-C
http://www.ffwdwheels.com/products.asp?idCategory=77
ここに挙げた以外でもディスクホイールやパワータップモデルもあります。
ホームページを見ると様々なカテゴリーに分けられていて、かつ製品数も多いので混乱するかも知れません。基本はリムハイトです。そこから240とか名前が付くのはハブの違いです。主にDTスイスのハブを使用していて、もっとも高級なモデルはセラミックベアリングを使っているようです。
そして最後にCと付いているのはクリンチャーモデルです。ビード部分はアルミ製ですね。
なので
チューブラー(フルカーボン)
リムハイト 20ミリ、38ミリ、50ミリ、90ミリ。
クリンチャー(カーボン×アルミ)
リムハイト 38ミリ、58ミリ
の6種類のリムがあり、それと各グレードのハブを組み合わせるというシステムです。
製品の中でオリジナルなのはリムだけ。他は高性能な既存品をつかうという、ある意味潔い作りです。今後こんなブランドが増えるのかもしれませんね。まあ巨人トレックグループのボントレガーも随分長いことDTのハブの世話になっていましたから……。間違いはまずありません。
そして今回日本に輸入されるモデルです。
……2つだけです(涙)。
でも悪くないところをついていますよ。なにより価格が良い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d0/6ddb40537c06652c6f1671835d3e651e.png)
F5R 240S
チューブラー対応 ハブ:DTスイス240S スポーク:DTスイスエアロライト 重量:F595グラム R765グラム 価格:19万4250円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/54/a0be797ed34873311ee7859270a50e0e.png)
F2R 240S
チューブラー対応 ハブ:DTスイス240S スポーク:DTスイスエアロライト 重量:F460グラム R590グラム 価格:22万5750円 制限体重80キロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/93/dfa219298dfbe5a8abc6c87ca226631d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c5/b912518853e2c88bb421ec8a9e26800d.jpg)
使われるのはDTスイスの240ハブ。ファストフォワードのラインナップでは真ん中のモデルです。
特筆すべきはスポークです。あえてJベントタイプを使っています。しかもニップルはアルミではなく真鍮製(緩み留め付き)。ここにこのメーカーの信念があります。汎用性、修理の容易さ、そして耐久性。このホイールはいわゆる完組らしくない完組ホイールです。カンパやマヴィックのように全てを専用設計にしたモデルとは違い、どちらかといえば昔からの手組ホイールの発展系ではないかと私は受け止めています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/33/0f8d931718d69ddc7e391f695cbe8848.jpg)
そしてリム。決して超軽量ではないんですが……、これかなり良さそうです。
図でも分かるとおり、スポーク部分に補強板を備えています。素材は分からないのですが、繊維系ではないでしょう。これがもたらすメリットは……、ズバリスポークテンションです。
ジップは100キロあまり、衝撃的な軽さと強さを持つエッジで150キロあまりがテンション強度の限界です。ところが! ファストフォワードのリムは300キロというデタラメな強度を持ちます。
走りの軽さの演出には様々な手法がとられますが、スポークテンションを上げる、結線するというのは基本的な手法です。ファストフォワードはカーボンリムとチューブラータイヤに振動吸収性を担当させ、スポークは走行感のためにテンションを上げる道を選んだのでしょう。
最近は少なくなりましたが、昔の軽量カーボンリムはニップルもしくはスポークホール部分が盛り上がったり、白くなってしまい寿命を終えたやつが良くありました。対策として応力を分散させるためにワッシャーを入れたり、特別な接触面の広いニップルを使ったりしました。ですがこれは決定的な解決策ではありません。
このリムは、カーボンといえば軽さを全面に押し出したモデルにインパクトこそ劣りますが、使い込んでいけば本当の価値が分かる良品だと思います。
http://jpsg.co.jp/ffwd/
惜しむらくは、クリンチャーモデルがまったく入ってこないこと。一つくらい欲しいですね。F2Rが制限体重のある決戦ホイールなので、F4R-Cくらいが欲しかったですね。
また悩ましい選択肢が現れましたね。
ファストフォワード
FFWDというのが略称です。最近海外の完成車などに付いていることがありますね。コガミヤタのカーボン限定モデルにも付いていました。今年はプロチームに供給も始め、注目度は随一のメーカーです。
ホイールシリーズで書きたかったのですが、いかんせん色々な書きたいことが多すぎて……。そしたら日本に輸入が始まるという話しではないですか! か、書かなければ……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9c/f9f514d7ea49209a769ef1aedd3d799c.png)
スリー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/33/f71a26a92696f509932d27f6ab635289.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9a/fc1b12e9c0ef8d9848dd017ab73c35d5.png)
F2R
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/45/d5bf4a70d08dcb20513c91a168707168.png)
F4R
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/28/e260a3b1ec9c874cbbc53c9d5764c868.png)
F5R
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/32/2108ac56cacdc890d564b296683c4ef2.png)
F9R
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0c/a0e8da955d04b5307c0917afe38e4b9c.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/40/6c423c7725f70790f5b4b664d42bc3e9.png)
F4R-C
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ed/039311a316a15abd65d72e64a6a84cc0.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e8/5ef0b9e45deb62dc5a819a2c3a3b3ee6.png)
F6R-C
http://www.ffwdwheels.com/products.asp?idCategory=77
ここに挙げた以外でもディスクホイールやパワータップモデルもあります。
ホームページを見ると様々なカテゴリーに分けられていて、かつ製品数も多いので混乱するかも知れません。基本はリムハイトです。そこから240とか名前が付くのはハブの違いです。主にDTスイスのハブを使用していて、もっとも高級なモデルはセラミックベアリングを使っているようです。
そして最後にCと付いているのはクリンチャーモデルです。ビード部分はアルミ製ですね。
なので
チューブラー(フルカーボン)
リムハイト 20ミリ、38ミリ、50ミリ、90ミリ。
クリンチャー(カーボン×アルミ)
リムハイト 38ミリ、58ミリ
の6種類のリムがあり、それと各グレードのハブを組み合わせるというシステムです。
製品の中でオリジナルなのはリムだけ。他は高性能な既存品をつかうという、ある意味潔い作りです。今後こんなブランドが増えるのかもしれませんね。まあ巨人トレックグループのボントレガーも随分長いことDTのハブの世話になっていましたから……。間違いはまずありません。
そして今回日本に輸入されるモデルです。
……2つだけです(涙)。
でも悪くないところをついていますよ。なにより価格が良い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d0/6ddb40537c06652c6f1671835d3e651e.png)
F5R 240S
チューブラー対応 ハブ:DTスイス240S スポーク:DTスイスエアロライト 重量:F595グラム R765グラム 価格:19万4250円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/54/a0be797ed34873311ee7859270a50e0e.png)
F2R 240S
チューブラー対応 ハブ:DTスイス240S スポーク:DTスイスエアロライト 重量:F460グラム R590グラム 価格:22万5750円 制限体重80キロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/93/dfa219298dfbe5a8abc6c87ca226631d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c5/b912518853e2c88bb421ec8a9e26800d.jpg)
使われるのはDTスイスの240ハブ。ファストフォワードのラインナップでは真ん中のモデルです。
特筆すべきはスポークです。あえてJベントタイプを使っています。しかもニップルはアルミではなく真鍮製(緩み留め付き)。ここにこのメーカーの信念があります。汎用性、修理の容易さ、そして耐久性。このホイールはいわゆる完組らしくない完組ホイールです。カンパやマヴィックのように全てを専用設計にしたモデルとは違い、どちらかといえば昔からの手組ホイールの発展系ではないかと私は受け止めています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/33/0f8d931718d69ddc7e391f695cbe8848.jpg)
そしてリム。決して超軽量ではないんですが……、これかなり良さそうです。
図でも分かるとおり、スポーク部分に補強板を備えています。素材は分からないのですが、繊維系ではないでしょう。これがもたらすメリットは……、ズバリスポークテンションです。
ジップは100キロあまり、衝撃的な軽さと強さを持つエッジで150キロあまりがテンション強度の限界です。ところが! ファストフォワードのリムは300キロというデタラメな強度を持ちます。
走りの軽さの演出には様々な手法がとられますが、スポークテンションを上げる、結線するというのは基本的な手法です。ファストフォワードはカーボンリムとチューブラータイヤに振動吸収性を担当させ、スポークは走行感のためにテンションを上げる道を選んだのでしょう。
最近は少なくなりましたが、昔の軽量カーボンリムはニップルもしくはスポークホール部分が盛り上がったり、白くなってしまい寿命を終えたやつが良くありました。対策として応力を分散させるためにワッシャーを入れたり、特別な接触面の広いニップルを使ったりしました。ですがこれは決定的な解決策ではありません。
このリムは、カーボンといえば軽さを全面に押し出したモデルにインパクトこそ劣りますが、使い込んでいけば本当の価値が分かる良品だと思います。
http://jpsg.co.jp/ffwd/
惜しむらくは、クリンチャーモデルがまったく入ってこないこと。一つくらい欲しいですね。F2Rが制限体重のある決戦ホイールなので、F4R-Cくらいが欲しかったですね。
また悩ましい選択肢が現れましたね。