ええと、忘れておりました(笑)。
スピードプレイに引き続き紹介しようと思っていたのですが、ついつい。
レイク・CX401
です。
このシューズはスピードプレイと組み合わせるために開発されたモノです。今本格的にペダルとシューズを対として開発しているのはシマノだけです。タイムも作ってはいますが、シマノほど作り込んでもいませんし、供給もしていません。シューズというのは非常に面倒な製品なのです。当たり前ですが。ポジション以上に繊細で個人差があります。一昔前は有名シューズブランドの名前を冠していても、専門のフルオーダー職人が似せて作った靴をプロライダーは履いていました。
近年のシマノシューズはラストを拡げてから選手に好評で、既製の製品でも受け入れられたそうです。
ここで言いたかったのはシューズとペダルのマッチングです。おおよその人がシューズと自分の足、ペダルの踏みやすさで止まっていないでしょうか? 全てをセットで考えるとシマノのようなカスタムフィットに近い考えになるでしょう。
そこをもう一歩踏み込んだのがCX401です。シマノAXの時代からペダル軸と足を近づける試みは為されてきました。AXは失敗しましたが。今ならビスタマジックが近いですが、残念ながら汎用性がありません。
通常のペダル、例を挙げるとシマノ・SPD-SLは軸間距離は14.5ミリです。
スピードプレイは通常のシューズと組み合わせた状態で11.5ミリ、これでも相当優秀です。スピードプレイのペダルの性能の中核をなす要素です。
そしてCX401と組み合わせると、なんと8.5ミリになります。これにより一層ダイレクトなペダリングが出来ます。これこそ専用品の強みでしょう。
バッソやサストレが使用しているようです。
レイクはメジャーなシューズメーカーには知名度こそ劣りますが、優秀なメーカーです。特にサーモプラスチックを使用した製品は素晴らしいフィットを見せてくれます。CX401にもこのCFCシステムは組み込まれています。アッパーレザーは高級革のカンガルー革を使っています。
デザインは……、昔からするとかなり進歩しているんですが、一層の努力を望みます。個人的にはこれくらいは許容範囲にあります。(少しくらい野暮ったいのが好きなのかもしれません)
ちなみに軸間距離ですが、短ければ短いほどいいということではありません。一般論としていいということです。それが合う人も合わない人もいます。自分の脚質を判断することが必要です。