本来はここで扱うべきではないことかもしれません。
しかし、この話をさしおいてはいけない気がします。
GMが経営破綻しました。
皆さん周知の事だと思います。
まさかこんな日が来るとはアメリカ人も世界の人々も想像だにしていなかったでしょう。なにせ正真正銘、世界最大級の企業だったのですから。
キャノンデールと同じ、チャプターイレブンの道を選ばざるを得なくなりました。自転車業界とは比較にもならないほど巨大な企業です。それ故に恐竜のように破綻が来てしまったのかも知れません。
翻ってアメリカ最大のスポーツバイクメーカー、トレックは株式を公開していません。乗っ取りや自由に開発出来なくなるのを嫌ってのことです。トレックの株式を所有しているのはほんの一握りの人だけ。ちなみにキース・ボントレガーやゲーリー・クラインなど買収されたメーカーの社長は譲渡されています。そしてランス・アームストロングも。
話が脱線しました。
この破綻劇は対岸の火事では無いと思うのです。なんといえばいいのか。非常に対照的であるが故に問題ではないかと。
小であるが故に大の動きが出来なくなるときが来るのかも知れません。
それでもマーケティングが全てではないと信じたいです。それは自転車を乗る人間として、出来るなら自転車が好きな人間が作った製品に乗っていたいなと思うからです。
木を見て森を見ず、そしてその逆も然り。
戒めておきたいですね。