
飛行機の中で視聴。「タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年が恋人を作るために繰り返しタイムトラベルを試みる」と書かれた作品紹介からは全く観る気が起らなかったが、「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティスが監督・脚本をしていることを知って、迷わず選択。「ラブ・アクチュアリー」風のライトタッチなラブコメディで、非常に良くできた佳作。見てよかった。
ストーリーは現実的にはありえない話なのだが、登場人物の一人ひとりが個性的で人間味に溢れている。映像も主人公の故郷であるコーンウォールや、上京したロンドンの描写がさりげない中に綺麗なシーンを切り取っている。ヒロインのメアリーを演じるレイチェル・マクアダムスが何とも可愛らしい。
笑い90%の中に、10%の悲しみを折込み、最後は「今」の大切さに気づかせてくれる。まさに原題のAbout Timeのとおり、時間がテーマの作品である。見て暖かい気持ちになれるので、お勧め。リチャード・カーティスが脚本や監督をやった作品はハズレがほとんどない。
アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (2013)
キャスト
ドーナル・グリーソン:ティム
レイチェル・マクアダムス:メアリー
ビル・ナイ:ティムの父親
トム・ホランダー:ハリー
マーゴット・ロビー:シャーロット
リンゼイ・ダンカン:ティムの母親
スタッフ
監督:リチャード・カーティス
製作総指揮:リチャード・カーティス
製作総指揮:ライザ・チェイシン、アメリア・グレインジャー
脚本:リチャード・カーティス
音楽:ニック・レアード=クロウズ